山奥ニートと時給
地域の人から、先日の強風で柵が壊れた畑を片づけてくれ時給800円、と言われたので行ってきました。
支柱と網が絡まって知恵の輪になってる。ニッパーで切って外していく。
しいたけを栽培していた場所だから、“ほだ木”があちこちに置いてあって足場が悪い。
柵を撤去した後にほだ木を一か所にまとめる。これがなかなか大変で、ほだ木が半分土に還っていて運びづらかった。ロードローラーで踏みつぶして全部土にしたくなる。
ほだ木にはカミキリムシの幼虫がたくさんいて、獲って帰って食べようかすごく迷ったけど勇気が出なくて今回は見送った。
終わった後、時間が中途半端だったので稲の種まき。
万遍なく重ならないように種を撒く。
塩ニキ(SaltBae)の真似をして種を撒いた。
意外と難しい。
12時から16時まで4時間やって3200円。ガソリン代で200円引いて3000円の儲け。
一カ月の光熱費9000円なので、10日分の光熱費を半日で稼いだことになる。
作業は急いてやることもなく、途中休憩を挟んでおばあちゃんと雑談しながらなので結構たのしい。いい運動になった。
やっぱりご飯や睡眠は身体動かしたほうが質がいい。
山奥ニートと空き部屋
僕が寝泊りしてるのは元廃校の建物じゃなくて、離れです。
この離れは住む人がいなくなってからは物置と使われていました。
この離れ、2階部分に2部屋あってそれらは空き部屋になっていた。(写真に写ってるベランダがある部屋は1階で、その下は地下という扱いだ。)
でもそこにも人が入ることになった。今まで母屋に住んでたけど離れに引っ越したG君と、3月から来たテク君だ。
掃除途中の部屋。床に少し柔らかい部分があるけど気をつけていれば問題ない。僕の部屋もそんな感じだ。
これで母屋、離れには空き部屋がなくなった。離れには完全に物置スペースになってる部分があるんだけど、そこを修復して住むのはかなり骨が折れそうで現実的じゃない。
これから住む人は同じ集落内に新しく借りた古民家に住むことになるんだろうか。そっちのほうは誰がどう住むか、あまり決まっていない。
他にも地域の方から無料で貸してくれるという空き家情報がちらほらある。でもそれは五味集落ではなくて、そっちまで手を伸ばすと戦力不足になるだろう。「山奥に住むの面白そうだけど集団生活は無理」という人にあっせん出来たらいいなぁ。
山奥ニートと春の嵐
昨日は一日中荒れた天気だった。
風がものすごく強くて、窓はガタガタ鳴り、家が時折揺れるほど。
こんな日はひきこもるしかない。
昼頃起き出して、午後は旅館から帰ってきた組とモンハン。
夜はドミニオンした。
今日の朝起きたら、昨日の風のせいか離れのガラスが割れていた。
怖いなぁ。ガラスが古いから劣化していたんだろうか。
桜が満開近い。
天気がよくないとどうも気分が乗らない。
テレビ局から収録出れるかどうか聞かれ、アンケートとか答えたのにそれっきり何の連絡もなく収録日だと聞かされた日を過ぎた。僕がニートだからいいけど、普通の人なら怒るだろうなぁ。いやニートでも東京まで行くとなるとそれなりの準備が要りますよ。まぁテレビってそんなもんか。でも村の人にテレビ出るって言っちゃったよ、どうしよう。
山奥ニートと花見2017
毎年、うちの集落で4月にお花見があります。まぁ花見と言っても、この時期はまだ桜は咲いていないので、単なる親睦会ですね。
午前中に集会やって、午後はお弁当を食べながら呑みます。
ここにいる人たちが五味の集落のほぼ全員です。
といっても、五味集落は意外と広いので、うちの家から見える範囲に住んでいる人は4人しかいません。
いつもみんな泥酔してカラオケ大会になるんだけど、今年はあっさり終わりましたね。ちょっとがっかり。
僕もいつもは記憶ないのに、今回はちゃんと覚えてます。
ギター披露したかったけど、練習する時間なかったからやらなかった。秋の集会ではなにかできるようにしたいなー。それくらいしか村の人に恩返しできないからね。
バンドやろうぜ。
山奥ニート、バリカン失敗
髪の毛はいつもバリカンで剃ってます。
床屋で切ってもらうと安くても1000円かかってしまう。
もったいない、もったいない。
いつも剃る時は外でやるんだけど、鏡を持っていくのが面倒で適当にやったら変な髪型になってしまった…。
後ろの柔らかい毛だけを剃りたかったんだけど、思ったより後ろまで髪の毛あった。
よく見たら横の部分も虎刈りだし、ちゃんとやらなきゃ駄目だな…。
まぁそのうち生えてくるし、どうでもいいや。
山奥ニートとひきこもり名人
和歌山に昨日到着。共育学舎にヤギがいた。みんな出かけていて、学校は静かだ。#ひきこもりの一日 pic.twitter.com/kzg1pv4Wxz
— 勝山実 (@hikilife) 2017年3月27日
勝山実さんが和歌山に来たそうなので、会いに行きました。
勝山さんは「ひきこもり名人」を名乗り、何冊かの本を書いている作家さんです。
僕がひきこもってた時に読んで衝撃を受けたっけなぁ。
「ひきこもりは快適にひきこもるために、まず布団を干せ」という主張はとてもとても偉大だと思います。本当に偉大。
勝山さんは僕よりも前から共生舎と関わっていて、僕も今までも何度かお会いしています。
そんな勝山師匠がなんで和歌山に来たかというと、和歌山の新宮に「共育学舎」というNPOがあるんです。ここでは若者を一時的に無料で受け入れて、農業させたりしています。廃校を使ってね。
ちなみにうちは「共生舎」です。よく間違えられるんですが、直接には関係ありません。とはいえ、うちのNPOの創設者と共育学舎の代表の三枝さんに繋がりがあって、今でも可愛がってもらっています。悩んだ時は真っ先に相談に乗ってもらうことでしょう。うちからの距離は車で2時間ほど。
そんな共育学舎では、「ひきこもりスラム」を作ろうという計画があるんです。広い敷地を確保してそこに自由に小屋を建てて、ひきこもりたちが生活できるようにしようとしているらしいです。
その小屋第一号として、勝山実さんが賛同者と協力して小屋を建てて、今は別荘として使っているというわけです。
小屋自体は去年に完成したそうなんですが、なかなか会いに行ける機会がなかった。
そしてこれがひきこもりスラム、勝山邸。
思ったよりしっかりしてます。
合言葉は「ホームレスよりマシ」です。今の僕の価値観はだいぶこの言葉に影響されています。
中も意外と家っぽい。
ただ、壁に断熱材が入っておらず、夜は寒いそう。まぁどのみちひきこもりは布団から出ないから大丈夫かも。
マイホームを手に入れるために多くの人は何十年も必死に働くけど、ひきこもりの勝山さんはもう既に一国一城の主なわけです。
小屋で執筆活動開始。『森の生活』ヘンリー・デイヴィット・ソローのまね。段ボール箱が机となります。高さ、手軽さ、ノートパソコンにピッタリサイズということなし。ネット環境のないネットカフェみたいな感じさ。 #ひきこもりの一日 pic.twitter.com/9gbu7fGfYg
— 勝山実 (@hikilife) 2017年3月29日
前はもっと川の近くに建ってたらしい。
でも台風で吹き飛ばされて、今の場所に移築したんだそうな…。
ちょこっとだけ草刈りをした。随分と働いたような気がした。額に汗して働いた、そんな気がした。気がしただけであって、ちょっとやってすぐに日向ぼっこです。午後からは、また雨。雨が多いのう。🐙 #ひきこもりの一日 pic.twitter.com/WiNoXF3czS
— 勝山実 (@hikilife) 2017年4月3日
小屋かー。
小屋はいいなぁ。でも自分の部屋が快適すぎるから今はいいかな。贅沢なもんだ。
唱えよう。「ホームレスよりマシ」!
山奥ニートと最新の川
最新の川画像です。
うちの目の前に流れてる「前ノ川」です。
水の透明度が高すぎて、深さがわからない。
水が青いのは、このあたりの岩には石灰が含まれてるかららしいです。