Gくんがイカしたスリッパを履いていた。
DIY精神ですね。
ホームレス小谷さんの事は前から知っていた。
「世界一ハッピーなホームレス」というキャッチフレーズで活動している人だ。
最近、FROGGYというサイトで彼のインタビューが公開されていた。
炊き出しに行くことをツイートしたり、今寝ている公園を当てたらダンボールがプレゼントされるとか、すげー面白い。BASEで一日50円でなんでも屋をやるのも面白い。
ホームレスなのに結婚しちゃうのも面白い。僕はニートなのに結婚したので、その道の先輩だ。
ホームレスになって生活レベルが上がったそうだけど、僕も山奥に来たおかげで美味しいものを食べられる機会に何度も恵まれている。
しかし、面白いと思う一方で、ホームレス小谷さんとは大きな隔たりを感じる。
僕はホームレス小谷さんみたいになれない。できない。やりたくない。
他人から見たら同じ事をしてるように見えるかもしれない。
僕が目指す「一流のニート」と、ホームレス小谷さんの「世界一ハッピーなホームレス」は何が違うんだろう?
ホームレス小谷さんのブログやツイッターって、宣伝ばかりなんだよね。
ブログによると「天才万博」というフェスを主催しているらしい。すごい。
イベントの主催をするなんて、僕にはとてもできない。
主催なら、そりゃ精一杯宣伝するよ。当たり前だ。
2017年1月9日現在、ホームレス小谷さんのツイッターは「レターポット」の自動投稿で埋まっている。
「レターポット」とは、キングコング西野さんが作ったウェブサービスらしい。
ホームレス小谷さんはキングコング西野さんの家に住んでいた事があるそうで、繋がりがあるんだろう。その時の恩義で宣伝しているのか、それとも単に知り合いが作ったサービスが面白くて夢中でやってるだけなのかも。
でもなんだか、そういう宣伝を見ると「ホームレス」も「一日50円で豊かに生きていく」も、結局ビジネスじゃないかと思ってしまう。
今までと違うビジネスの仕方をしているだけ。
ビジネスが悪いこととは言わない。
それに、僕がイベントやメディアに出る時、何度も宣伝ツイートをしている事を忘れたわけじゃない。でも、本当はしたくないと思ってるんだ。だけど僕を呼んだせいで主催者が大損したら気の毒だから、宣伝する。これからもするだろう。ニート祭り2018よろしくね。
なんなんだ!
なにが言いたいんだ僕は!
自分でもはっきりとはわからない。
ただ僕が思う「一流のニート」は自分を宣伝なんかしないと思うんだ。
自分を宣伝するってことは「仕事ください」と言ってるのと同じだ。それはニートではない。求職者だ。
「世界一ハッピーなホームレス」は自分を宣伝するんだろうか?
まぁしてもおかしくない。ホームレスは求職しててもホームレスだから。
僕は「一流のニート」になりたいんだ。
それも、物心ついた時からずっと。
このブログの右側にだって書いてある。
「山奥ニート」はそのための手段に過ぎない。
そんなことを、ホームレス小谷さんを見て思い出した。
NPO法人ニュースタートさんが開催する2月10日(ニートの日)のニート祭りの今年も呼んでもらいました。
毎年話題を呼ぶニート祭りも今回で12回だそうです。今年は土曜日なので盛り上がりそうですね。
今回は小屋暮らしのかつやさんと一緒です。
テーマは「ひきこもらず、ニート的感性で生きる!」です。誰が考えたんだかわからないけど、いいテーマですね。
「ニート」という言葉には多くの意味があって便利なもので、僕もついつい使いすぎてしまいます。「ニート的感性」とはどういうものなのでしょうか。それは良いものなんでしょうか。みんなで良いニートを目指しましょう。
参加費は500円。事前の支払いが必要です。
あと、どうせ東京に行くので、翌日2月11日(日曜)はイベントバー・エデンで一日バーテンやります。こちらもどうぞ。
麻雀やりながら『笑ってはいけない~』見てたら年を越したようだ。
三が日が過ぎて、旅館手伝っていた人や、帰省していた人たちが戻ってきた。
また賑やかになりそうだ。
個人的な2017年の目標は「何事もなく結婚すること」だった。目標通り何事もなく結婚式をやり過ごせたのはラッキーとしか言いようがない。
ちなみに2016年の目標は「雇われずに1円でも稼ぐこと」で、これは達成できずに2017年に持ち越された。こちらはイベントやテレビ出演でいくらか貰っていることで達成できたと言えるんだけど、そういうのは持続可能性がないからあまりよくない。
今年は、本を出したい。
この山奥ニートの面白さはもっと世に広めるべきで、そのために何か形にしたい。
作家になるのはとても難しいけど、一冊本を出すのは一人の編集者にさえ認められればそう難しくない気がする。
前に海堂尊が『スタジオパークからこんにちは』で「誰でも一生に一冊は面白い本が書ける」と言っていた。それはサマセット・モームからの引用のようだけど、アナウンサーが「私は前に書こうとしたけど書けなかったです」と笑いながら言ったら、海堂尊が「それは貴方が本を書くべきタイミングではなかっただけです。その時が来ればきっと書けます」と確信を持って言い返したのを憶えている。僕の書くべき時はいつだろう。
なんとなく、今年なんじゃないかと予感する。
ふとリビングから窓の外を見たら、煙が流れている。
集落の誰かがゴミ燃やしてるのかなーと思ったら、ヒロくんが走ってきて「火事だ!」と言った。
結局、小火騒ぎで済んだ。
しかし、一歩間違えば大火事になっていたかもしれない。
ゴミを燃やしていたら風が吹いて炎が流れ、乾燥した雑草に火が移ったらしい。
山奥ニートが消火活動するのはこれが初めてじゃない。4年前に隣の家が火事になった事がある。消火活動したが、気づくのが遅かった。僕らは消火用ホースで水をかけながら、それでも勢いを失わない炎が広がっていくのを見ているしかなかった。
消火活動をしたお礼にみかんを貰った。その後、消防の人が来て事情聴取をしていった。
消防車が来るまで一時間、平均年齢80歳のこの集落では火事なんか起こったら一発でアウトだ。ニートのような労働力の余剰はこういう非常時に役に立つべきだ。
ああ、それにしても久しぶりに走った。どこか痛めてなきゃいいけど…。