めちゃくちゃ面白いです。
これが21世紀のギャグ漫画…!!
以前だっちくんが中村光について「吉田戦車の影響受けまくってるよねー」と言っていたが、そのときぼくは「聖☆おにいさん」しか読んでなかったので、そうか?と思ったけれどこの「荒川アンダーザブリッジ」を読んだら確かにそうだった。
それをすぐに見抜けるだっちくんは流石だ。
村長の「着ぐるみじゃねーよ!」のなんか、まんま吉田戦車の「下の人などいない!」だし。
かといって、単に模倣なのかといえばそんなことなくて。
バカボンのパパの自由さだとか、のび太のマイペースに憧れる気持ち。
「荒川アンダーザブリッジ」はそういう読み手が勝手に作り出したものを、今度は意図的に呼び起こそうとしている。
まるで葡萄を放置してたらいつの間にかワインになっていることを発見した大昔の誰かのように。
今までの漫画だって、そういうのはなかったわけじゃない。
不条理なことをされる→「はっ、もしかして僕のことを思って…」→「やっぱり違った!」
って流れは当たり前にようにある。
でもそれで人を感動させられると気が付いた中村光は凄い!
そして、その発見に偏らないバランス感覚!
作者が「荒川アンダーザブリッジ」を連載し始めたのは2004年。
当時20歳。
今のぼくと同じじゃないか…
凄い人もいるもんだ。
あ、ぼくのお気に入りキャラは当然、星です。
当然です。
あとニノかわいいよニノ。
ぼくはジャージ萌えなのかもしれない(「ボーイズオンザラン」とか「赤灯えれじい」とか
5巻でひざぺちぺちしながら待ってるのはかわいすぎるだろう!!