『トイ・ストーリー3』から絶対的な面白さを感じ取った
トイ・ストーリー1~3を一気に借りてきて見た。
なんとか2010年にトイ・ストーリー3観とかなきゃいけない気がしたので。
子供の頃何回も見た続編だし、2010年最高傑作とか言われていたのでちょっとやそっとじゃ心動かされないぞと思って見たけど、それでもめちゃくちゃ面白かった。
声をあげて笑ったし、涙ボロボロ流して泣いてしまった。
オーディオコメンタリー見ると、見てるときに考えていたことがすべて計算だったことに気付かされる。
CGも、前作から続けて見るとすごい進化。一瞬実写かと思うぐらい。
これを見てつまらないって言う人がいるのかっていう完成度だ。
「絶対的な面白さ」っていうのがあると思うのよ。
趣味や嗜好を超えた、面白さの絶対値。
ヒットしている作品は趣味にあう人が多かっただけ、名作なんて存在しない。なんて言う人もいるけど。
100じゃないにしろ、少なくとも50点ぐらいは絶対的な面白さはあると思う。
どんなにひねくれた人が見ても、このトイ・ストーリー3は最低50点は絶対に付けるはずだ。
そういう、人類共通の面白さがあるとするならば、いつか人は分かり合えるんじゃないかと思うんです。
以下短いけどネタバレ
ロッツォってのは、現代の資本主義社会の象徴なんじゃないだろうか。
みんなで楽しくやってたところに、上下を決めて支配した。
新入りはきつい仕事から初めて、がんばって続けていればちょうちょ組で楽ができる。
しかしその実態は、生き残れるヤツなんてごくわずか。
ほとんどのおもちゃはちょうちょ組に入る前に壊れてしまう。
トイ・ストーリーのテーマが「おもちゃを大切にしよう」ってことはもう当たり前でそんなことタイトルの時点で想像できるんだけど、この考えも深読みのしすぎってわけじゃないと思う。
結局ウッディはひとりでアンディのそばにいることより、みんな一緒にいることを選ぶ。
サニーサイドでは、嫌な仕事を誰かに押し付けないで、交代に平等にすることにした。
出会いもあれば別れもある。そのなかで本当の幸せとはなんなんでしょーね。
細かいの色々
・1作目でアンディが母親から「大人になったら車に乗せてあげる」と言われるけど、今作で自分で車を運転している(ってか17歳で運転していいんだね)。
・1作目で草食恐竜が欲しいといっていたレックスに、草食恐竜の彼女ができる。
・ウッディの彼女はどこいったんだろう・・・。
・意外と結構出てるトトロ。
・ケンが出るたびに大笑いしてしまった
・リボルテックウッディちょっと欲しいw http://stalker.livedoor.biz/archives/51707264.html
・ブログに書く前にいつも映画批評サイト見てからにするんだけど、毎度のことながら「映画ジャッジ」の山口拓朗と前田有一以外はクソだなぁ。ネタバレしてるのに一切面白くない批評なんて、あんなん誰にでも書けるだろー…。
100分とは思えない満足さ。85点