山奥ニートの日記

ニートを集めて山奥に住んでます。

You're Getting Old

サウスパークで一番好きな回はコレ。

s15e07 You’re Getting Old

シーズン15の最終エピソード。2011年。

このエピソードにはTween Waveという音楽ジャンルが出てきて、それが若者の間で大人気になるんだけど、大人にとっては完全にうんこの音なのよ。だから、世の母親たちは子どもからそれを悪影響だからって取り上げるのね。主人公スタンも他の子どもと同じように楽しんでTween Waveを聴いてたんだけど、10歳の誕生日を迎えた途端、それがクソに思えるようになってしまう。そのせいで友達と喧嘩になるし、他の今まで好きだったものもすべてクソに見えるようになってしまう。

面白いのは、大人が「本物の音楽を聴いて比べてみろ!」って言ってポリスとかボブ・ディランを聴かせるんだけど、子どもにとってはそれがクソに聴こえるってところ。

で、世の中すべてがクソに思えてしまうようになってしまったスタンは果たしてどうするべきなのか。

このエピソードは前後編で、シーズンをまたいで後編に続く。そのオチがすごく皮肉で好きだ。

“『教養』とは、自分一人で時間をつぶすことのできる能力のことでもある”

という中島らもの言葉が僕は好きなんだけど、きっとこういうことなんだろうなあと思う。

実家に帰ってたときに『ウドちゃんの旅してゴメン』を見たんだけど、ウド鈴木は本当にすごいなあ。どんなくだらないものでも楽しんでる感じがする。『探偵ナイトスクープ』の桂小枝とかもね。若干の皮肉も入ってるんだろうけど、でも皮肉も込みでなんだか楽しそうだ。

あんな感じになんでも楽しそうにできるといいなぁ。年を取るとなんでもしらけちゃう。そうならないように「教養」が必要だ。