大家さんのしいたけ菌打ちを手伝いました。
木にドリルで穴を開けて、かなづちで菌を打ち込みます。
作業自体は楽だし、スポッと入ってたのしいんだけど、なにせ数が多い。
ぼだぎ200本に、5000個の菌を打ち込む。
ということは、木を200回移動させて、5000回ドリルを運動させて、5000回かなづちで打つということ。
思った通り、次の日は筋肉痛になった。
しいたけの菌は、木の繊維に沿って成長するので縦の間隔は大きく空けないといけない。20cmくらい空ける。横の間隔は3cmくらいでいい。
これがしいたけの菌。白いところが菌本体。
素手で触って目をこすると、目からしいたけが生えてくる。
この弾丸型の木片を打ち込む。
弾薬を銃に装填する気分になってたのしい。
ちなみにこの先が尖った弾丸型は特許らしくて、一社以外は使っちゃダメなんだって。うまいこと考えたもんだ。
打ち込んだ木は井桁に組んでしばらく置いておく。
こうやって菌が木に回るのを待つ。
その後、暗いところに置いておくと、1年半後にしいたけが出てくる。
1度菌を打ち込むと、3年くらい出続けるそうだ。
こうやって作ったしいたけは工場で作られたものと違って、肉厚でブリンブリンの食感だ。写真のしいたけはまだ小さいもので、出荷する頃には直径20cmを超える大きさになる。
これをバターで焼いてステーキにすると最高にうまい。こっちに来てからのぼくの好物だ。
古くなったしいたけの木を捨ててある場所があるんだけど、そこをよく探すと生き残ったしいたけが見つかる。それをこっそり採って帰るのが最近の楽しみだ。