どういうわけかはよくわからないんだけど、うちの近くにある宿泊施設に西アフリカの野球チームが泊まることになった。
その関係で立食パーティが行われて、地元住民も呼んでくれた。事情は結局よくわからないんだけど、とにかくアフリカ料理が食べられると聞いて行ってきた。
一番食べたかったのはこれ。「フフ」。中島らもの『ガダラの豚』の描写が美味しそうだったから一度食べてみたかった。芋をペースト状に練ったもの。スープに付けて食べる。まぁ味は芋のペースト。じゃがいもよりは若干モチモチ感がある。想像ではもっとモチモチだと思ったのになー。スープは味が薄い。シーチキンの缶詰の汁みたいな感じ。
キッシュ。特に言うこともなく普通のキッシュ。
揚げ物系。揚げ春巻きだと思って食べたら、中はカボチャのペーストだった。すごく喉が乾く。
カレーと、ナンっぽい奴。生地がデニッシュになっている。それも、パン屋のデニッシュじゃなくて、スーパーで袋詰めされて売ってる安いデニッシュ。村の人は噛み千切れなくて苦労してた。カレーはとても美味しかった。
ひき肉を甘辛く煮た奴。これが一番美味しかったな。かなり甘さが強い。その分ご飯が進む味。なんて料理なんだろ。
アフリカ料理は旨かった。この味ならアフリカに行くことになってもやっていけそうだ。日本人向けの味にしてくれたのかもしれないけど。
来ていたアフリカ人は、筋肉しなやかでなんか怖かったから一言も話しかけられなかった。