和歌山に昨日到着。共育学舎にヤギがいた。みんな出かけていて、学校は静かだ。#ひきこもりの一日 pic.twitter.com/kzg1pv4Wxz
— 勝山実 (@hikilife) 2017年3月27日
勝山実さんが和歌山に来たそうなので、会いに行きました。
勝山さんは「ひきこもり名人」を名乗り、何冊かの本を書いている作家さんです。
僕がひきこもってた時に読んで衝撃を受けたっけなぁ。
「ひきこもりは快適にひきこもるために、まず布団を干せ」という主張はとてもとても偉大だと思います。本当に偉大。
勝山さんは僕よりも前から共生舎と関わっていて、僕も今までも何度かお会いしています。
そんな勝山師匠がなんで和歌山に来たかというと、和歌山の新宮に「共育学舎」というNPOがあるんです。ここでは若者を一時的に無料で受け入れて、農業させたりしています。廃校を使ってね。
ちなみにうちは「共生舎」です。よく間違えられるんですが、直接には関係ありません。とはいえ、うちのNPOの創設者と共育学舎の代表の三枝さんに繋がりがあって、今でも可愛がってもらっています。悩んだ時は真っ先に相談に乗ってもらうことでしょう。うちからの距離は車で2時間ほど。
そんな共育学舎では、「ひきこもりスラム」を作ろうという計画があるんです。広い敷地を確保してそこに自由に小屋を建てて、ひきこもりたちが生活できるようにしようとしているらしいです。
その小屋第一号として、勝山実さんが賛同者と協力して小屋を建てて、今は別荘として使っているというわけです。
小屋自体は去年に完成したそうなんですが、なかなか会いに行ける機会がなかった。
そしてこれがひきこもりスラム、勝山邸。
思ったよりしっかりしてます。
合言葉は「ホームレスよりマシ」です。今の僕の価値観はだいぶこの言葉に影響されています。
中も意外と家っぽい。
ただ、壁に断熱材が入っておらず、夜は寒いそう。まぁどのみちひきこもりは布団から出ないから大丈夫かも。
マイホームを手に入れるために多くの人は何十年も必死に働くけど、ひきこもりの勝山さんはもう既に一国一城の主なわけです。
小屋で執筆活動開始。『森の生活』ヘンリー・デイヴィット・ソローのまね。段ボール箱が机となります。高さ、手軽さ、ノートパソコンにピッタリサイズということなし。ネット環境のないネットカフェみたいな感じさ。 #ひきこもりの一日 pic.twitter.com/9gbu7fGfYg
— 勝山実 (@hikilife) 2017年3月29日
前はもっと川の近くに建ってたらしい。
でも台風で吹き飛ばされて、今の場所に移築したんだそうな…。
ちょこっとだけ草刈りをした。随分と働いたような気がした。額に汗して働いた、そんな気がした。気がしただけであって、ちょっとやってすぐに日向ぼっこです。午後からは、また雨。雨が多いのう。🐙 #ひきこもりの一日 pic.twitter.com/WiNoXF3czS
— 勝山実 (@hikilife) 2017年4月3日
小屋かー。
小屋はいいなぁ。でも自分の部屋が快適すぎるから今はいいかな。贅沢なもんだ。
唱えよう。「ホームレスよりマシ」!