こんにちは。「山奥ニート」です。
山奥ニートとは読んで字のごとく、山奥でニートしてるということです。
毎日おひるに起きて、人のいない限界集落を散歩したり、鶏と戯れたりしています。
僕は山奥で一人で暮らしているわけではありません。
いつもは十数人くらいで共同生活をしています。
(今は新型コロナの影響で鎖国していて、もっと少ないです)
共同生活と、限界集落の家賃がゼロの物件に住むことによって、生活に必要なお金を減らして、働く時間をできるだけ少なくする――これが山奥ニートの基本的な考えです。
そんな日々の暮らしを、2年ほど前から一冊の本にしようとコツコツ書いていました。
妙な所で凝り性な気質と、のんびりした山奥時間が合わさって、長い時間がかかってしまいましたが、なんとか納得行く形になりました。
ページ数は321ページ。
手元にあるソフトカバーの本はどれも200ページ以下ですので、たくさん書いたもんです。
文章は一文字でも少ないほうが良いと僕は考えています。
これでも、削った文章がたくさんあるんです。
全編書き下ろしです。
正確に言うと、このブログに書いた内容も少しは出てくるのですが、すべて大幅に改変してあります。
第一章:ルポ風
第二章:日記風
第三章:物語風
第四章:インタビュー
第五章:分析風
と、普通なら5冊分のネタを、全部詰め込みました。
濃い内容になっていると思います。
最後に著者名。
始めはこのブログで使っている葉梨はじめにするつもりだったんですが、気が変わって本名を使うことにしました。
本名で出しても、恥ずかしくない物になったと思ったからです。
十年後に、僕に出会った人が名前で検索したとき、この本が出てきてもまったく後悔がない。
そうした本にできました。
どうか、手にとってください。
僕らの奇妙で凡庸な、日常を。
そして少しでも、この山奥の爽やかな風を感じることができますように。