サークルの飲み会
っていうか、僕サークル入ってたんだっけ。
というぐらい、活動があるのかないのかわからないサークル。
いまさらになって、初めての飲み会。
初めて他の部員に会ったよ!
そんな状況だから、前のゼミの飲み会のように、気まずい雰囲気が流れると覚悟をしてた。
部長は眼鏡かけたガリガリのひょろひょろのオタクだと思っていたのに、髪の毛立てた格好先輩だった。
もうこの時点で軽く帰りたくなる。
で、どうもーって感じで入っていったら、思いっきりスイーツな感じの女の子。
あーもう無理。
そんなリア充なサークルだったのね。
帰りたい。
と、最初は思ったけど、意外や意外、結構盛り上がった。
1年ばかりだったから、お酒はあまり入ってなかったけど、みんなテンションハイだった。
オタクな人もいて、プラモの写真とか、東方のイラストとか見せられた。
仲良くしたい。
「そんなことよりサメの話をしようぜ!」
って台詞を素で使う人がいるとは…。
でも、そういう子がいるっていう話、最近どっかで聞いたような覚えがあるんだけどな…思い出せない。
一年いっぱいいるみたいだし、これからの動きに楽しみ。
で、そんな感じで、幸せに一日が終わってくれると思ったんだけど、僕の一日がそんなほんわかだけで終わるはずもなく…。
帰りの終バスで寝てしまって、終点で車掌さんに起こされた。
まったく知らないバス停にひとり放り出される。
流石に酔いも一気に覚めた。
昨日の怪我で痛む足を引きずりながら、とりあえず山をくだること一時間半。
家に着いた瞬間、寝た。