山奥ニートの日記

ニートを集めて山奥に住んでます。

断食してみた

スカラムーシュというサイトをだっちくんに紹介してもらった。

基本的には旅行記なんだけど、その中で断食をするというものがあった。

どうせ何をするでもないし、断食してみるかーと思って、断食してみた。

その日の最後に食べたのは5時にラーメンとご飯。

読んだ直後からなんとなく断食開始。

24時間に1食ぐらいは引き篭っている日は平気であるので、それまでは特になんでもない。

結局、そこまで空腹に悩まされることなく53時間断食しました。

ウィキペディア情報によると、48時間以降から体質が改善されるらしいので、目標は達成された。

断食中はとにかくのどが渇く。

1時間にコップ1杯飲まないとカラカラになる。

またウィキペディア情報だけど、普段人間に必要な水分の70%は食事によって摂っているらしい。

断食のあとはすぐにたくさん食べるのではなく、回復食というものが必要らしいので、おかゆを炊いた。

流石に胃が小さくなって、お茶碗一杯でお腹いっぱいになった。

まぁ2日もしたら普通の食欲に戻ってしまったけど。

『ほぼ日』の断食日記では、断食すると歩きたくなると書いてあったが、それはよくわかる。

断食していると何かしたくなる。

『ほぼ日』ではそれは、本能的に獲物を求めるために歩きたくなるんじゃないかと分析されていたけど、ぼくは単にやることがないからじゃないかと思う。

食事をするって行為は意外に1日の中で多くの時間を使ってる。

特にぼくの場合は一人暮らしなので、食事をしないだけで「買い物をする→料理する→後片付けする」というのがなくなるので、すごく時間が出来る。

なので、断食生活した途端、掃除や洗濯をするようになった。

ただし何も食べてないからエネルギー不足で頭は働かない。

何かやるために断食するってのは絶対無理だ。

だけど断食中は身体が軽い感じがする。

それに目覚めがすごく良くなった。

断食してわかったことは、食べなくても意外となんとかなるということ。

とはいえぼくは普段から不摂生で不規則な食生活だから馴染めただけで、普通の生活をしている人が断食をする際には徐々に食事の量を減らしていく必要があるらしい。

でも食べないと身体に力が出ないし、頭の動きも鈍る。

ものを考えるのがめんどうになる。

それは裏返せば「無」になるということなんだろうか。

何も考えないことが良いことなのか、悪いことなのかわからないけど、確かに心を無にするには断食は最適かもし

れない。

ただ、同時に食事をするというのはすごく大きな楽しみになってるんだとわかった。

断食が終わった次の日、本当はおかゆしか食べちゃいけないんだけど、キャベツを一玉まるごとスープにして食べた。

食べるっていうのはもう、本能的な喜びで、それを我慢しちゃー人生楽しくないな。

それがわかっただけでも、断食した意味があったかな。(あと食費が浮いた)