やってしまった、と思った時はもう遅かった。
フローリングが足の裏の汗で滑って、転倒。
床に置いていたパソコンに、自分のニードロップが炸裂。
この有様。
この写真を見るたび、心がざわつく。僕にとっては紛れもなくグロ画像だ。
大切な友達が、見るも無残に蹂躙されているんだから。
4年前に3万円くらいで買ったパソコン。
最近は動きが鈍くなり、ハードディスクもいっぱいいっぱいでリカバリーしようかなと思っていた所だった。
幸い、画面が割れただけでハードディスクは無事みたいだった。
物に執着しないために、できるだけ身の回りのものは安くて換えが効くようにしている。別に仏教的価値観ってほどじゃない。高価なものを持ち歩くと、それに気を取られて何かを逃すかもしれないと思うからだ。安いものなら失っても惜しくない。
それでも365✕4=1460日の間、毎日触れたパソコンが壊れたのはショックが大きかった。ありきたりな表現だけど、心にぽっかり穴が空いたようだ。
視界に入ると、いつもの習慣でマウスに向かって手が伸びる。もう動かないのに。
それから一週間後。
ジャン!
買ったのはこれ。
価格.com - HP HP 15-ba000 価格.com限定 フルHD非光沢&クアッドコア搭載モデル
動画編集のことを考えて、もう少し上のスペックにしようかと思ったけど、結局一番売れていてありふれているこれにした。
新しいパソコンのいいところは
・ディスプレイが非光沢で画面が暗くなったとき、自分の顔が映らない
・テンキーがある
・前のパソコンより画面が大きくなり解像度が上がった
・USBが3つある
・DVDドライバがある
・win10(前は8だった)
と、結構あって十分満足。キーボードの配置が少し違うのに戸惑うけど、すぐに慣れるだろう。Windows更新するのに7時間かかったけどね!
でも、外付けハードディスクに保存したバックアップデータが上手く読み込めず、画面壊れた旧パソコンから直接送るのも視界が限られすぎて難しくて、データ移行ができてない。今までの山奥ニートの写真が失われてしまうかもしれないので、気がかりだ。ブログに載せた分で十分っちゃ十分なんだけど……。
パソコンが壊れるのは、僕にとっては家が壊れるのと同じだ。焼け跡から、家財道具やアルバムがどれだけ引っ張り出せるだろうか。今まで見慣れた部屋はもうない。新しい家の間取りの戸惑って、前の家でトイレがあった扉に駆け込むことも何度かあるだろう。でもじきに慣れる。
そして、今までの生活を改めようって思うね。これからはファイルをきちんと整理します。要らない写真は消します。雑に床置きしたりしません。電源コードに足を引っ掛けないよう気をつけます。
だから末永く、どうかよろしく。