深夜4時ごろ、そろそろ寝ようかなーと思ってると、ニワトリが騒ぐ声が。こんな時間に珍しいと思いながら、特に気にせず寝た。
次の日、西村さんのニワトリが4羽全員殺されたと聞いた。
まさかと思ったけど、そうか。あれは断末魔だったのか…。
犯人はイタチだと推測される。隣にいる共生舎のニワトリは無事だった。以前、蛇がニワトリ小屋の中に入ったことがあるので、イタチが入る可能性は十分ありえる。
その日の夕方、ニワトリの死体を使っておびき寄せ、罠で捕まえる作戦を開始。
同日、夜8時ごろ。罠にかかったとの知らせ。
急いで行ってみる。
どうやら、イタチじゃなくてテンらしい。黄テンだろうと西村さん。
最初に見たときはすごく大きく見えた。1mくらいあるんじゃないかと思った。ライトで照らすと、怯えて暴れる。
以下グロ注意
共生舎住人のひとり、ゆうちゃんが鉈を持って突撃。動く目標を捕えきれずに何度か空振りするも、最終的に頭を手で押さえつけて頭を鉈で割って仕留めた。
ぼくは怖いので「油断しないでよ!」と何度も言いながら、写真を撮ってた。
殺したのだから、せっかくだし食べようという流れになるのは当然のこと。しかし、このテンという動物、検索しづらいにも程がある。「テン」という単語がありふれ過ぎて、何度検索してもウィキペディア以外にろくな情報が出てこない。昔の人はもっとSEO対策して名付けて欲しい。食べてみたという報告も見つからない。食べられるのかは謎のまま、この夜は頭を切り落として、後は水に漬けて血抜きをすることに。
次の日、起きたらテンは皮と肉に分かれていた。仕事が早い。
写真奥に見えるのが、件のニワトリ小屋です。
テンの毛皮は高級品だそうなので、これも何かしてみるらしい。
これが肉。ほぼ鶏肉。前に捌いたウサギと大体同じ。
焼きます。
完成。野生動物なので念入りに火を通した。いい匂いがする。
味は想像通り、ニワトリに近い。少し筋ばった感じがするかな。肉の味がしっかりしているし、独特の香りがいい感じ。ハーブっぽい気もする。
うまい。
次の日、またかかった。
人間なめすぎ。