東京行った2009夏1日目
やっぱ在来線でいくのは無理があったなぁ。
お盆で人多かったせいで、座れない+騒げない
18切符でいくなら今度は「ムーンライトながら」を使おう…。
長野県側から山梨へ向かった。
せっかく信州に来たから蕎麦を食べたい。
幸い次の電車まで時間はある。
駅にある蕎麦屋は高そうだから、外に出て探してみる。
と、出てみるが、何もない。
人がいない名店街で蕎麦屋を見つけたので、そこに入ってみることにした。
落ち着いた店だけど、ぼくらにはどうも落ち着かない。
ぼくらが入るのと入れ違いに常連客らしき一行が店を賑やかに店を出て行った。
そして客はぼくらだけに。
こんな店に腐れ学生がいていいのだろうかと不安に思いつつ、なんだか立派なメニューを開く。
高い。
だっちくんなんかメニューを見た途端にがくがく震え始める。
今更出て行くわけにもいかず、一番安いざる蕎麦を頼む。
ほどなくして出てきたのは冷奴。
そんなものを頼んだ覚えはない。
これが突き出しという奴なのか…!
さらに出てくる食前酒。白ワイン。
紛れもなくアウェイであることを今更気付く。
ぼくらはただ、蕎麦が食べたかっただけなのに…。
せいろに乗せられたざる蕎麦に、なぜか天ぷらが付いて持ってこられる。
食べ終わったころあいを見計らって、蕎麦湯が出てくる。
さらにはデザートまでお見舞いされ、ふらふらになりながらぼくらは店を出た。
異次元だった。
ぼくらの現実とはかけ離れた世界がそこにはあった。
「あれだけ色々出てきてあの値段は別に高くなかったね」と言うだっちくん。
天ぷらは美味しかったけど、蕎麦はそんなに美味くなかったなぁと心の中で思った。
しかしぼくもまた、「まったくだ。あんな美味いものを久しぶりに食べた」と言うしかなかったのだった。