凄く時期遅れの話題。
昔からナノティラヌスが好き。
Tレックスより小型のティラノサウルス類で、その分俊敏性があって、森林地帯を住処にしていたと思われている。
嗅覚はTレックス以上に鋭く、目はティラノサウルス類の中でも立体視しやすい構造になっていて、頭蓋骨はトロオドン系をも思わせる。
この頭骨のCTスキャンの画像が格好良くて、図鑑を何度も見返した。
最近「ヘンな恐竜」って本が出て、まるで見てきたように説明に書いてあるけどそれ本当なのかと突っ込まれていた。
確かに今になって説明文を見てみると「俺の発見したこの恐竜最強なんだって!」って声が聞こえてくるような気がする…。
でもぼくの中ではナノティラヌスが一番なのだ。
ディロングやラプトレックスじゃダメなのだ。
所十三の漫画でもナノティラヌスが主役だったし。
でもそんなナノティラヌス。
最初発見されたときはTレックスの子どもと思われていた。
ぼくが小学生のときの図鑑ではナノティラヌスなんか載っていなかった。
後から歯の本数がTレックスと違うことから別の属だとされたけど。
恐竜図鑑ほどコロコロ内容が変わる図鑑も他にないだろう。
で、去年の10月にナショナルジオグラフィックで「恐竜の種の3分の1は実在しなかった」という学説が発表された。
その中でナノティラヌスが槍玉にあげられて、ただのTレックスの子どもだったと再び主張された。
なんでもナノティラヌスとティラノサウルスの中間となる化石が発見されただとかで。(もしかしてジェーンのこと?あれはナノとは違うように感じるけど)
確かに恐竜って多すぎるよなー。
大きさ違うだけで別種…という単純なものじゃないんだろうけどほとんど一緒じゃんってのたくさんある。
ウルトラサウルスだってスーパーサウルスになっちゃったし、そういうもんなのかな。
ともあれ、「ナノティラヌス」が図鑑からいなくなってしまうのは少し寂しいという話でした。
↓かろうじて見つけたナノティラヌスの画像。思わず見惚れる格好良さ。