本宮で猟師してる女の子が炭焼き窯解体の人員を探してたので、手伝いに行ってきた。
うちから車で1時間半かかるから近いとは言えないけど、そのうち僕らも新たな住処を探してそれを改修したりするだろうから、その練習も兼ねて。
炭焼き窯はこんな感じ。見た目は結構いい感じなんだけど、水害で浸かってしまったので使えない。一度解体して、また新しく作る。
トタン屋根を外したところで、今回の作業終了。
僕は屋根に登るのが怖かったので、ずっと下で見てた。
ご飯は三食とも猟師の女の子が作ってくれた。
本宮は温泉処、いつも温泉入ってるからあんな肌きれいなんだろーか。
精肉所も案内してもらった。
獲ってきたシカやイノシシをここで解体して肉にする。
親方と、猟師の女の子と、今年入ってきた男の子がいる。
この台の上に乗せて解体する。
狩りに使う犬たち。獲物に対しては勇敢に戦うけど、人間に対しては怖がりだ。
猟犬に一匹ごとの名前はない。あくまで道具。
そう言った新米猟師からは隠せない犬への愛情が伝わってきて、愛玩動物とは違う絆を感じた。
うちの集落の周りでも獣害が酷くなっているとよく聞く。深夜に車を走らせると、片手では足りないほどの鹿を見かける。
一方で猟師は高齢化している。たとえ仕留めても、100kg近い獲物を山から運ぶには体力が必要だ。
畑を守るためには誰かが戦わなければならない。
ジビエ本宮の若い2人の猟師は、まるで現代版・七人の侍のように見えた。