山奥ニートとゲストハウスthe CUE
紀伊田辺駅前に新しいゲストハウスができるらしい。
しかも資金をクラウドファンディングで調達したらしい。
というのを街に降りた時思い出したので連絡もなしに行ってみた。
グーグルマップで大体この辺かなーとうろうろしていると、明らかに改装中の建物があった。
たぶんここだろうと、回り込む。
この時、ゲストハウスはまだ正式オープン前。
「こんにちはー」と声を出しても、反応なし。さすがにアポなしで行ってもいないかーと諦めかけたとき、カラフルなおばちゃんが登場。
ゲストハウスを訪ねて来たと言うと、ずかずかと中へ入っていって、女のひとを引っ張り出してきた。
オーナーの西山さん。久々におしゃれ女子と喋った。
山奥ニートを名乗る得体のしれない僕に若干引きつつ、中を見せてくれるオーナー。
部屋、おしゃれです。
きれい。
僕もバックパッカーみたいなことをしていたので、ゲストハウスの雰囲気は好きだ。
ここに来たら、旅に出なくても旅人と交流できるじゃないか。素晴らしい。
ちょくちょく遊びに来て、ここを休憩場所にしよう…。
8月にはカフェがオープンするらしいです。
田辺にこんな素晴らしい場所ができるとは思わなかった。すごい。
何かと絡んでいきたい。
山奥ニートと夢来人の館
僕らの住んでいる地域は「三川」と言いまして、その地域でやってるお店が田辺市にあるんです。
「三川夢来人の館」という名前で、駅前からほど近い場所にあります。
ここでは地域の人が作った野菜や草木を直売しています。
土、日、月、火、水に9:30から営業しています。
お昼ごろには品物の大半は売れてしまいます。
うちの住人が作っている革製品も置いてもらってます。この前はじめて売れたらしいです。よかったよかった。
これから先、何か農作物を作ったら、ここで売っていいそうです。
というか人気で野菜がすぐに売れてしまうので、もっと作って欲しいとのこと。
なんかこう、アイデア次第で儲けられそうな気がする。
求む、やる気のある人。
熊野に空き家発見
熊野に借りれる(かもしれない)空き家があると聞いて、見に行きました。
熊野は「くまの」ではなくて「いや」と読みます。
超まぎらわしいですね。
駅から車で40分くらいの場所です。うちは1時間30分かかるので、うちより近いですね。
母屋です。鍵がかかっていて中は見れませんでした。
縁側がいい感じですね。
離れ1です。こっちは鍵がかかっていなかったので中見れました。
奥にもうひとつ離れがあります。
こっちは物置。ちなみに、携帯の電波が大手3社とも使えます。
めちゃくちゃ広いですね。
ここは以前、民宿をやっていたそうです。
つまり、少しの手直しでゲストハウスとかできるということ。
集落内に登山口があり、登山客のための駐車場があります。
この集落は2011年の水害によって大きな被害を受けた場所です。この家は高台にあるため直接の被害は受けなかった様子。
この写真は同じ集落の家。
水害はものすごかったらしく、登山道が通れるようになったのはつい最近です。今もまだ、この集落より奥へ続く道は通行止め中。
この家の隣に立派なキャンプ場があるんだけど、そっちは再開の目途が立っていないらしい。
キャンプ場、しっかりしたログハウスがいくつも建っているので、それを使わせてくれないかなー。でも役所が絡んでるから難しいだろうなー。
まぁでも、この家は今の共生舎から車で40分かかるので、ここを共生舎二号店にするのはちょっと大変すぎる。
誰か借りたい人いたら、仲介しますって立場だなー。
この集落に住んでいるのは2世帯だそうで、若い人が住むってなったらきっとみんな喜ぶ。
家賃は月1~2万くらいじゃないかとのことです。まだちゃんと話し合っていないので詳しいことはわかりません。
興味ある人いませんか。
春の山菜
タケノコです。住人が掘り起こしてきました。
4月の祭りの時に、採っていい場所を確認しました。
あく抜きです。
炊き込みご飯です。
味噌汁もたけのこです。
たけのこうまい。
セリです。もらいました。
洗うのがめんどくさかったです。
茹でて、おひたしにしました。
ハーブみたいな香りがして、好き嫌いは別れるでしょう。
僕は面白くて好きです。
毎年恒例のユキノシタです。
どこにでも無限に生えています。
あまり汚れていないので洗い方も適当でいいし、あく抜きの必要もない、最高の野草です。
ユキノシタの天ぷらです。
一番いいユキノシタは葉っぱに厚みがあって歯ごたえがもちもちしてるんだけど、今回のは薄くて最高ではなかった。
それでもクセがなく普通に食べられる。
タケノコも天ぷらにしてみたけど、衣が乗らなくてほぼ素揚げ。
でもうまい。
山奥ニート流カルボナーラ
材料
・スパゲティ
・具(ベーコンが一番それっぽいけど、ウィンナーやハムでも)
・オリーブオイル
・牛乳
・卵
今回の具はウィンナーとしめじです。なんでもいいです。
具をオリーブオイルで炒めた後、牛乳を入れます。量は適当です。
火を強火にして、牛乳を煮たたせます。
焦げないように頻繁にかき混ぜます。塩を入れます。後から調整するため、少な目に。
端っこが膜っぽくなってきたらOK。
茹でた麺を投入。
蒸発か乳化か、どっちにしろ汁気がなくなるまでよく混ぜながら熱します。
味見して、塩を足しましょう。
汁気なくなったら火を止めます。
カメラぶれぶれだけど、火を止めた後に生卵入れます。
黄身をつぶして、混ぜまくります。
最後にコショウを振って完成。
コショウが大事です。できればその場でガリガリするやつを。粉の奴は駄目です。それだとカルボナーラっぽくなりません。
チーズも生クリームも入ってないけど、味はカルボナーラ・スパゲティーの最低要素を満たしています。
ペペロンチーノに飽きた時はこれに限る。問題は山奥で牛乳が手に入りにくいということ。
僕がもし、ノグソニストだったら
たとえばの話、僕がノグソニストだとしたら、どうだろう。
あ、ノグソニストっていうのは野糞してしまう人ね。
ノグソニストにもいろんなタイプがあって、あえて野糞することが快感だからノグソニストになったという人もいるし、和式便器なら大丈夫という軽い症状の人もいる。僕が想定するのは、トイレでは一切うんこできないパターンだ。
友達と一日遊ぶのですら大変だろう。遊んでる途中で便意を感じないように、朝しっかりと出していかなきゃならない。もし、途中でしたくなったら急用ができたと言って帰らないといけない。僕は悩むだろう、ノグソニストであることをカミングアウトするべきか。言ったところで受け入れてもらえるだろうか。不潔な奴だと嫌われないだろうか。
カミングアウトした時、聞いた人は顔をしかめるだろう。何を考えているかは想像がつく。「俺の家の前で野糞しないだろうな?」だ。思うだけならしかたない、でもそれを冗談でも口にしないでほしい。
小さい頃、どれだけ頑張ってもトイレでうんこできなかった。ずっと努力してきた。できない自分は何かの病気じゃないかと思った。
でも大人になってから、勇気を出して街の有名な野糞スポットに行ってみて、他のノグソニストの人に出会って、こういう生き方もあるんだとわかってから気が楽になった。人目につかない野糞の仕方、処理方法も教わった。
「趣味で野糞してます」という人を見ると、正直腹が立つ。こっちは好きでやってるんじゃないのに。
軽犯罪法1条26号・・・街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者は拘留または科料に処する。
野糞は公然の場所でしなければ犯罪じゃない。法律上ではたんを吐くのと変わらない。街中ではしょっちゅうたんやつばを吐くおじさんを見つける。僕らがやっていることはアレと同じなのに、何故ノグソニストだけが差別されるんだ。
そもそも野糞がダメになったのは戦後からだ。昔の日本の農村部では野糞は当たり前のことだった。僕の曾祖母は洋式便器の使い方がわからず、ずっと和式便器を使っていたそうだ。でも今は野糞はダメという常識だけが先行していて、野糞の歴史についてはみんな無視している。現代でも海外では野糞に寛容な国が多い。日本の野糞に対する理解は著しく遅れていると言わざるを得ない。
でもだからと言って、日本で野糞を完全合法化するのは無理なことはわかってる。今から社会の仕組みを大きく変えなくてはならない。少数のノグソニストのために、すべての公共施設に専用の野糞場所を作るのは現実的に不可能だということもわかっている。
そういえばこの前、テレビでノグソニストが取り上げられたらしい。その時に紹介された香水が問題になっているようだ。ノグソニストは自分の臭いに対して敏感だ。実際はほとんど臭うことはないんだけど、不安だからほとんどのノグソニストは香水を使っている。その中でもよく使われているメーカーの香水がテレビで紹介されたせいで、それを使っているノーマルの人がノグソニストと勘違いされるという問題が起こっているそうだ。
国会では2020の東京オリンピックに向けて野糞排除法案が提出されたらしい。これに対して全国のノグソニストは怒っている。大規模デモも企画されているそうだ。機会があれば参加してみて欲しい。ノグソニストはイメージから誤解されやすいが、いい人たちばかりだから。
最後にノグソニストからの願いを言っておく。
ノグソニストだからといって、どこでも野糞するわけじゃない。ちゃんと見られない場所を選んでるし、した後片づけている。たまにマナーを守れないノグソニストがいる、これはいけないことだ。でも全部のノグソニストがそんな奴じゃない。どうか、知り合いにいたら優しくしてやってくれ。
ここに書いたことは全部ウソです。
性行為が絡む事について冷静に考えることは難しい。
話すこと自体がタブーだ。恋愛が絡むともっと厄介だ。
だからLGBTについて語るのはとてもむずかしい。
少し批判しただけでポリコレ棒で叩かれかねないから、言い方にも慎重にならないとダメ。
それに具体的に、たとえばゲイについて語ろうと思ったら、オネエの芸能人とか、歌舞伎町とか、過去に知り合ったゲイとか、いろいろなノイズが入ってくる。
だから性行為を含む事について考える時、何かに置き換えて考える必要があると思った。性行為に一番近いことって排泄なんじゃないか。
ノグソニストという架空の存在(僕が知らないだけで実在するのかもしれないけど)を作ることで、少し離れたところからLGBTについて考えられないかと思って、これを書いた。
明言しておくけど、僕は異性愛者で性癖も情けないくらいにノーマルだ。好きなAVのジャンルは素人ナンパものです。野糞もあまりしたことないです。
でも、ニートについて語る時、同じ社会的弱者でありアウトローであるLGBTについて触れないのはバランスに欠けると僕は思う。
書いてる途中から、自分が本当にノグソニストな気がしてむちゃくちゃ乗ってきて楽しかったです。ノグソニスト、生きづらいだろうなぁ。でもノグソニストにしてやれることはほとんど無いなぁ。友達がノグソニストだと知ったても、そのまま友達でいられるだろうか…。