成人式
最初知ってる人が見つからなくて、ひとりぼっちで早くも帰りたいと願ってしまったけど。
小学校とか、中学校のときの友達ってのは、いいもんだね。
不思議なもんで、小学生の友達は環境によって作られるもので、性格とかは比較的重要じゃないはずなのに、何故かこの年になっても気が合うんだね。
カラオケ行って「童貞ソー・ヤング」とか「ちょ」とか一緒に歌えたよ。
で、Fに会った。
ぼくが勝手にライバル設定してる彼。
なんでそう思ってるのかというと、
小学生低学年のときのぼくは、今と違って誰かの後ろを金魚の糞みたいにくっついていくタチだったのだ。
で、その当時のぼくが非常に懐いていたのがFだったのね。
それでなんだかいろいろあって、あまり話さなくなって彼は他の中学へ行って途切れたんだけど、なんつーか、なんだろうな、今考えると単に中二病まっさかりだったぼくにとって、わかりやすい仮想敵だったのかもしれない。
でもまぁ、「アニキ」ぶんだった彼に負けたくないと、中学のときから思ってるわけだ。
で、だ。
果たしてぼくは彼に勝っているのかってことだ。
だっちくんに対して、ぼくは幾つもの点でとっても共感するし、同じだなあって思うところが多々ある。
ぼくは基本的に自分は特別な人間で他とは違うと思ってる馬鹿だから、同じだって思うことは少ない。
Fに対して、だっちくんとはまた違った、似てる部分を感じてる。
もちろん今の彼についてぼくが何を知ってるってことになると、わからないとしかいえないんだけど。
それで、そんな他人に思えないFが、今なにをしているのかといえば、東大生だ。
だから「もしぼくが頑張って勉強していたら、ぼくも東大に行っていたかもしれない」と、考えてしまった。
これはまだFへの憧れに引っ張られているんだろうか。
だけど「たとえ人生やり直せたとしても、もう机に向かって勉強したくねぇ」とも思う。
そこまでして何が得られるのかって思うと、どうなんかなーと思うのは現実が見えてないんだろうか。
意外にも、今以上に素敵な「20歳の自分」って想像できない。
まあ、いつも言ってるあるひとつの要素が足りないことを除けば、ほとんど理想の20歳の自分と思えるよ。
それは何、って彼女に決まってるだろう。
カラオケにね、小学生の知り合いの女の子が飛び込んできたんだ。
本人はそうだと認めなかったけど、どう見てもギャル…DQN女。
こうだくみみたいになりたいんだって。
ぼくの周りにこういうタイプのいなくて珍しいから話に食いついてみたら、ずうっとノンストップで元彼の話とか自分の話とかを長々としてくださった。
それで、なんだか逆に、ふーん、この子と付き合う彼氏はこの子がすきだから、こういう長くてオチのない話でも聞けてしまうのかなぁと思ったら、彼女ほんと欲しいなぁ、と思った。
本当まったくアテがないけどな…。
しかし人間、変わらないもんだね。
自分自身では小学校のときから随分変われたように思ってたけど、変わってないみたい。
でもそれは他の人も同じで、ぼくはそれを嬉しく思ったよ。
それと、上のほうで「今と違って誰かの後ろを~」なんて言ってるけど、人間変わらないのでたぶん違ってないんだろうな、その頃だって「表に出ないで、自分自身はノーダメージでうまい方向へもっていこう」と思ってると思われたに違いない。それに対してまったく間違いはないし悪いとも思わん!w
と、自分をフォローしておく。
この日記、公開するかとても迷ったけど、隠してもつまらんから公開するよ。
過去の自分に吐き気を催しながら、せっかく書いたんだしね。