妻の家に居候中。
7時に会社に行く妻を寝ぼけながら見送る。二度寝。10時に起きる。そろそろ本を書き始めなきゃ。
書籍化の話はフリーの人を含めて、10人の編集者から声をかけてもらった。中には大手出版社もあって、本当に嬉しいことだ。早いもの勝ちで後は断ったほうがいいのかな、でもそうやって途中で話が消えたら嫌だなと思ってphaさんにどうしたらいいか相談したら、とりあえずたくさんの編集者に会って気が合いそうな人とやればいいと言われた。なるほど。ニート気質と合わないチャラい編集者だったらたしかに困る。ニート祭りで東京に行ったついでに何人かの編集者と会った。結局、一番最初に具体的に会う話をしてくれた編集者さんとやることにした。これから編集者さんが会社に企画通したりしなきゃいけないだろうから、まだ確定ではないけど書籍化に向けて大きな一歩だ。とりあえず書き始めてみて、進み具合で締め切りを決めましょうと言われた。
そういうわけで、本を書くやる気出すためにショッピングモールに自転車で行く。フードコートでノートを広げて書くことの再確認。既に大体決まってる。パソコンを開いて、書いてみる。山奥ニートの概要とどういう場所に住んでいるかを説明したところで2000文字。思ったより少ない。一冊の本で10万文字らしい。これならエピソードも入れられそうだ。ネタならたくさんある。大丈夫。せっかくイオン来たのでマックでチキンクリスプ、ハンバーガー、エッグチーズバーガーを食べる。400円。安い。エグチが密かにコスパ最強なのではないかと最近思い始めた。食べたらやる気なくなって、モールの本屋に行ってみる。やっぱりブロガー的な本ってほとんど置いてないなぁ。売れる本にするのは編集者さんがやってくれると思うけど、ちょっとビジネス書っぽい表紙にしてくれたら売れそうだなぁ。限界集落✕ニートに日本の未来がうんぬんかんぬん。まぁあんまり意識すると偉そうな感じになっちゃいそうでよくないな。いつもどおり淡々と書こう。
ショッピングモールのソファーに座って、少しネタ出し。狩猟や山菜のことをがっつり書く余裕がありそうだ。最初にヨシ君が鹿を仕留めた時のことを思い出す。母子が一度に箱罠にかかったんだったなぁ。子鹿の悲鳴はどんなものだっただろう。もう3年も前だ。山菜についてはもっと村の人に話を聞きたいな。山奥に帰ったら散歩をしよう。
パソコンの電池が切れてしまったので、そのまま今日の分は終わり。結局2000文字しか進んでないけどまぁいいや。いやよくないけど。スーパーでほろよいジンジャーエール味を買って飲む。おいしい。いつでも酒が飲めるのが都会の利点だ。気軽にお金を使ってしまうから欠点でもあるけど。道端で酒を飲めるのは日本の特権だ。
帰りにツタヤに寄って、DVDをいくつか借りる。初期衝動を思い出すために黒澤明の『生きる』を選んだ。後は、この前見た『ワンダーウーマン』が個人的に微妙で、『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー』のほうが面白かった気がしたから、借りて確かめてみる。前に一度見たけど、その時は他事をしながらだったんで今度はちゃんと見よう。レトロ感を好ましく思った覚えがある。
家に帰ると19時。まだ妻は帰ってなかった。しばらくネット見てたら20時近くになって帰ってきた。お疲れ様。晩御飯は昨日作ったおかずで十分。豚肉と里芋を煮たやつ。妻は明日早いらしく、すぐに寝た。僕は眠れないので、妻との会話の中で出た落語の芝浜、それも談志のを見た。Wikipediaによると、財布を拾うシーンの風景描写を詳しくする派と、しない派があるらしい。僕はする派のほうが好きだな。そのせいなのか談志のはそんなに好みじゃなかった。電気消した中で見たので、目がシバシバしてそのまま寝た。