ニート祭り2018やってきました
東京で『ニート祭り2018』とエデンの『山奥ニートBAR』をやり終えて、名古屋の妻の家に着いた途端、風邪をひいた。
それはもう、面白い程の体調の崩しっぷりだった。
妻の家に着いたのが月曜日。次の日の昼間までは、疲れが取れないなーいつものことかと思っていたが、だんだん寒気がしてくる。家中の布団をかきあつめてもまだ寒い。こりゃまいったと思う暇もなくバタンキュー。それから四日経った今、ようやく起き上がる元気が出てきたところ。
自分のキャパシティを超えることやるとすぐこれだ。
やっぱり労働は健康に悪いなー。
ニート祭り2018はこんな感じのところでやりました。
席はほぼ埋まっていたので、100人近く来たことになります、すごいですね。
ゲストは僕の他に3人。
市川で多様な働き方を目指す“We need you!プロジェクト”を行う小林園子さん
ひきこもりが特性を活かして人と会わずに仕事できるIT系株式会社「ウチらめっちゃ細かいんで」の山瀬健治さん
「ウチらめっちゃ細かいんで」はすごいなぁ。確かに、細かいところにこだわりすぎてしまいがちなひきこもりや発達障害持ちはプログラミングに適性ある人が多そうだし、苦手となる会社の付き合いなどもリモートで実際に会わずチャットで済ますことで軽減できる。とはいえ思うほど簡単に進まないだろうなぁとも思うのでどうなっていくか気になる。「めちゃこま」は昨年12月から始まった会社だ。
去年と違ってゲストが4人もいるので、自己紹介だけで時間がなくなっちゃってテーマについてほとんど話せなかったのが心残り。
「ひきこもらず、ニート的感性で生きる!」というテーマ、とても素敵だ。
僕なんかポジション的についついニート万歳となってしまうんだけど、ひきこもりはよくないわけです。ニートはよくて、ひきこもりはダメなのは何が違うのか、というようなことを他の人に聞きたかった。
例年のごとく、トークイベントの前に劇があってその中でNPOニュースタートの若者が思うニート的感性として以下の3つが挙げられていた。
・がつがつしない
・蹴落とさない
・ちょっぴりだけど人の役に立ちたい
うーん。最後のはどうだろう。とってもいいことだけど、じゃあ会社員は人の役に立ちたいと思ってないんだろうか? それは違うんじゃないかなー。
僕が思うニート的感性は「働かないのはいいこと」だという価値観です。
働かないといけないのと、働かなくていいのなら、働かなくていいほうがいいに決まってる。その当たり前のことを、経済学者や資本家や教師やメディアが洗脳してねじ曲げている。「働いたら負け」君が有名なだけで、実際のNEET当事者の多くはできることなら働きたいと願ってるという統計は知ってる。しかし無職でも求職者でもなくあえてニートという言葉を使うなら、やはりアイデンティティーはここにあるんじゃないか。
たとえ現状働かないといけなくても、いつか働かなくて済む日が来ることを祈ろうよ。今まで当たり前だったことが、未来では変わってるかもしれない。僕らが黒人奴隷の話を聞いて「当時の人たちはこれおかしいと思わなかったのか?」と思うのと同じように、未来の人は労働など下賤なものだと思ってるかもしれない。
そして楽をしようとする所から、人は進歩してきた。気合とか根性で乗り越えていたら、今でも木と木をこすり合わせて火を起こしているだろう。
働くことはよくないことだ。だから効率よくやろう。やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。
ただし、適度な労働は人生のスパイスとして認める。丸一日予定なくて昼過ぎまで寝てるより、午前中ちょっと動いたほうが充実するのはよくあることだから。
一方で、ひきこもるのはよくない。ひきこもると死にやすくなるからだ。孤独は寿命を縮めるし、コミュ力の低下は機会を無限に失う。死ぬのはよくない。弱々しくて死にかけたニートなんて全然格好良くない。たくましくて、殺しても死ななそうなニートが良いニートだ。
たくましいニート代表のかつやさんとのツーショットです。
次の日、エデンで山奥ニートバーやったけど疲れすぎて記憶がない。
手が回らなくて、お客さんにドリンク作ってもらったりして、感謝と楽しさがあった。
鶴見済さんが来てくださって、本当にびっくりした。
昨年のニート祭り2017の記事です。ゲストはphaさんでした。