山奥ニートの日記

ニートを集めて山奥に住んでます。

イベントバーエデン名古屋へ行きました

イベントバーエデン名古屋へ行きました。

2日間ひたすら飲んで食べて寝るという狂気の世界でした。

f:id:banashi1:20180429115216j:plain

f:id:banashi1:20180429115210j:plain

イベントバーエデン名古屋について説明します。

このお店は、東京にある本店のフランチャイズです。

名古屋駅から3駅くらいの、烏森という駅から徒歩1分、走れば30秒の高立地です。ちなみに烏森で「カスモリ」と読みます。僕らが住んでるゴミ地区といい、何かが引き寄せるのでしょうか。

ここでは日替わりでいろんな人が一日バーテンをやります。名古屋周辺に住んでる変な人はやってみたらいいと思います。僕もそのうちやるかもしれません。この前の東京エデンが大変すぎたのでやらないかもしれません。

オープンは今年4月1日。

3月に話が持ち上がって、4月にオープンするというスピード感です。

一階部分が店舗、二階三階がADHDギークハウスになっています。住人が下の店舗で働けば経済が回る仕組みになっています。住居と店舗が一体になっている形態はシャッター商店街で問題になったりしますが、それでもなくならないくらい強いシステムです。

家賃払えない人が現れるという、シェアハウスにつきまとう問題をひとつ潰せているのはいいなぁ。

また、コンビニが目の前にあるので買い出しが容易というのが強い。

コンビニで仕入れると割高に思えますが、倉庫を借りていると思えば安いもの。

最低限だけ仕入れて足りなくなったらコンビニで調達すれば、在庫をかかえて困ることはないし、いつでも商品が最高の状態に保たれていることになります。

街を家の一部として見る、というのはphaさんが著書に書いていましたが、それは店にも応用できるわけですね。

そういったメソッドは本家エデンのえらいてんちょう(eraitencho)によって作られたものですが、そこに名古屋エデンのないしま(@naishima)さんの細やかさが加わることで、名古屋エデンは一回り強くなっているように見えます。

僕は名古屋産まれ、名古屋育ちです。

名古屋は三大都市圏として東京、大阪に次ぐと言われますが、僕が名古屋を都会だと思ったことは一度もありません。

「名古屋は偉大なる地方都市である」というのは非常に上手く名古屋を言い表しています。

名古屋は人は多いし仕事もたくさんありますが、サブカルチャーに関しては福岡や金沢など他の都市にはっきりと劣ると感じます。

そんな名古屋に「変な人たちが集まる場所」ができたことは、十分に革命的な出来事です。

イベントバーエデンが面白いのは、店員と客の境目があいまいなところです。

日替わりでバーテンが変わるので、ある日は店員だけど、別の日は客というのが当たり前になります。店員より店に詳しい客がいるのはエデンでは普通のことです。

名古屋エデンで飲み疲れたら、上の階でごろ寝させてもらえるかもしれません。店舗と住居の境目があいまいになっていきます。

店に来て「ちょっとコンビニ行ってくる。何か買ってくるものある?」と言って一時退店する人がいます。どこまでが名古屋エデンなんだか境界があいまいです。

そうした境のあいまいさが、関東なのか関西なのかあいまいな名古屋に偶然にもよく合っているように思えます。

名古屋人に「名古屋って関東なの? 関西なの?」と聞くと、必ず少し不機嫌そうに「どっちでもない。名古屋は名古屋だ」と答えるでしょう。

同じようにイベントバーエデンがなんなのかは「エデンはエデンだ」と答えるのが一番正しい気がします。

こんなあいまいな場所がもっと増えていったらいいのにな。

f:id:banashi1:20180429120529j:plain

 写真提供:ジャネイロ氏 (@Mandorio0510) | Twitter

twitter.com

twitter.com


 

何度でも嫌いなものを食べる

嫌いな食べ物は少ないほうだと思う。

でも、切り干し大根は嫌いだ。

元々茹でた大根の匂いが好きじゃないんだけど、切り干し大根は更にそれが強調されて臭い。噛んだ瞬間、口いっぱいに大根の汁と匂いが広がる。あの茶色のしわしわな見た目も粋じゃない。

切り干し大根とは、半年に1回くらい遭遇する。

自分で頼まなくっても、お弁当の片隅に入っているし、居酒屋のお通しでもたまに出る。

切り干し大根は僕の口に合わない。そうわかっている。

それでも僕は、出てくるたびに食べる。

だって、歳を重ねるごとに味蕾が減って、味に鈍感になっていくと言う。小学生の時は嫌だったピーマンも、今では普通に食べられる。苦味に慣れたのか、舌が衰えたのかはわからないけど、子供の頃に比べて嫌いな食べ物は格段に減った。つまりこれから先も、僕が老いていくたび切り干し大根を好きになる可能性が上がるということだ。

だから僕は毎回、切り干し大根を口に運ぶ。

じゅわっ、もわっ。

うーん。

今回もダメだった。あとは誰かにあげる。

でもこの一口は、僕がどんな人間なのかを確認するための儀式なんだ。

食わず嫌いをするほど、自分に自信がない。

半年後の僕は、今の僕と別人だと思っている。

人間は一ヶ月で30兆個の細胞が入れ替わるそうじゃないか。どうして同一人物だと言い切れる。

 

多くの人は、自分を知るということを過小評価してる。

自分の好きなものと嫌いなものがわからなければ、どうしたら幸せになれるかもわからないってことじゃないか。

好きなものをたくさん集めて、共通性を見つけて、新しい好きなものを見つけやすくしていくのだ。

ゴールが決まらないのに走り始めるのは非効率的だ。70年の人生を、できるだけ幸せで埋め尽くしたい。寄り道なんかしたくないんだ。

そのために、好きなものと嫌いなものの再確認が必要だ。

好きなものはいい、自然ともう一度触れたくなるから。

問題は嫌いなものだ。

嫌いなものの近くにいる必要はないが、離れすぎると自分の嫌いなものが変わっていた場合に損をする。嫌いなものは少ないほうがいい。逃げるにもコストがかかるから。

別にアレルギーがあったり、ひとくち食べただけで気分悪くなるほど嫌いだったら無理することはない。そこまでのリスクを負う話じゃない。

でも、ちょっと嫌いだなー程度のものは、定期的に今でも嫌いかどうか確認するべきだ。あなたは昔の自分と変わっていないと思ってるかもしれないけど、実は昔のあなたは死んでいて、記憶を持ったコピーと入れ替わってるかもしれないんだから。そのコピーは限りなく昔の自分と同じだが、切り干し大根についてだけは違った反応を見せるかもしれない。

そうじゃない事を確認するために、僕は切り干し大根を何度でも食べる。

そっか、今の僕はまだ切り干し大根が嫌いか。

でも次の僕はどうだろう。

2/26日記、本を書き始めた

妻の家に居候中。

7時に会社に行く妻を寝ぼけながら見送る。二度寝。10時に起きる。そろそろ本を書き始めなきゃ。

書籍化の話はフリーの人を含めて、10人の編集者から声をかけてもらった。中には大手出版社もあって、本当に嬉しいことだ。早いもの勝ちで後は断ったほうがいいのかな、でもそうやって途中で話が消えたら嫌だなと思ってphaさんにどうしたらいいか相談したら、とりあえずたくさんの編集者に会って気が合いそうな人とやればいいと言われた。なるほど。ニート気質と合わないチャラい編集者だったらたしかに困る。ニート祭りで東京に行ったついでに何人かの編集者と会った。結局、一番最初に具体的に会う話をしてくれた編集者さんとやることにした。これから編集者さんが会社に企画通したりしなきゃいけないだろうから、まだ確定ではないけど書籍化に向けて大きな一歩だ。とりあえず書き始めてみて、進み具合で締め切りを決めましょうと言われた。

そういうわけで、本を書くやる気出すためにショッピングモールに自転車で行く。フードコートでノートを広げて書くことの再確認。既に大体決まってる。パソコンを開いて、書いてみる。山奥ニートの概要とどういう場所に住んでいるかを説明したところで2000文字。思ったより少ない。一冊の本で10万文字らしい。これならエピソードも入れられそうだ。ネタならたくさんある。大丈夫。せっかくイオン来たのでマックでチキンクリスプハンバーガー、エッグチーズバーガーを食べる。400円。安い。エグチが密かにコスパ最強なのではないかと最近思い始めた。食べたらやる気なくなって、モールの本屋に行ってみる。やっぱりブロガー的な本ってほとんど置いてないなぁ。売れる本にするのは編集者さんがやってくれると思うけど、ちょっとビジネス書っぽい表紙にしてくれたら売れそうだなぁ。限界集落ニートに日本の未来がうんぬんかんぬん。まぁあんまり意識すると偉そうな感じになっちゃいそうでよくないな。いつもどおり淡々と書こう。

ショッピングモールのソファーに座って、少しネタ出し。狩猟や山菜のことをがっつり書く余裕がありそうだ。最初にヨシ君が鹿を仕留めた時のことを思い出す。母子が一度に箱罠にかかったんだったなぁ。子鹿の悲鳴はどんなものだっただろう。もう3年も前だ。山菜についてはもっと村の人に話を聞きたいな。山奥に帰ったら散歩をしよう。

パソコンの電池が切れてしまったので、そのまま今日の分は終わり。結局2000文字しか進んでないけどまぁいいや。いやよくないけど。スーパーでほろよいジンジャーエール味を買って飲む。おいしい。いつでも酒が飲めるのが都会の利点だ。気軽にお金を使ってしまうから欠点でもあるけど。道端で酒を飲めるのは日本の特権だ。

帰りにツタヤに寄って、DVDをいくつか借りる。初期衝動を思い出すために黒澤明の『生きる』を選んだ。後は、この前見た『ワンダーウーマン』が個人的に微妙で、『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー』のほうが面白かった気がしたから、借りて確かめてみる。前に一度見たけど、その時は他事をしながらだったんで今度はちゃんと見よう。レトロ感を好ましく思った覚えがある。

家に帰ると19時。まだ妻は帰ってなかった。しばらくネット見てたら20時近くになって帰ってきた。お疲れ様。晩御飯は昨日作ったおかずで十分。豚肉と里芋を煮たやつ。妻は明日早いらしく、すぐに寝た。僕は眠れないので、妻との会話の中で出た落語の芝浜、それも談志のを見た。Wikipediaによると、財布を拾うシーンの風景描写を詳しくする派と、しない派があるらしい。僕はする派のほうが好きだな。そのせいなのか談志のはそんなに好みじゃなかった。電気消した中で見たので、目がシバシバしてそのまま寝た。

静岡で、肉まんのおでんを食べた【富士の白雪】

名古屋から東京行く途中、静岡の「天神屋」行ったんですよ。

天神屋っていうのは静岡によくあるお弁当やお惣菜のチェーン店で、おでんも売ってるのが特徴。というか正しい静岡おでんは駄菓子屋とかラーメン屋の片隅に、ひっそりあるものなので、ある意味正統派とも言える。

で、寒かったからおでん買ったんです。

だけど僕そんなにおでん好きじゃないのね。大根を茹でた時の臭いが嫌いでさ。いつもは食べない。でも久しぶりに静岡来たし(去年11月にも行ったけど)、少しは名物っぽいもの食べようかと思ったのよ。

まずはがんもどき。理由は大きかったから。100円でなかなかこの大きさのものは食べれないよ。お得感ある。これに静岡おでんらしく出汁粉とあおさと味噌ダレをかけて。

それともうひとつ、なんか白くてぶよぶよしたもの。これはなんとなく『千と千尋~』でお父さんが食べてた奴っぽく見えたから。比べると全然似てないけど。

f:id:banashi1:20180216174055j:plain

そしたら、白いのは美味いのなんのって。

まず、白いのが何かって、お餅。

大福の皮に似てる感じ。

そして中身が

f:id:banashi1:20180216174640j:plain

中身が、豚ひき肉。

皮がお餅だから少し違うけど、肉まんとよく似ている。

肉まんをおでんで煮込んだやつ。

全然うまそうじゃないなこの言い方。

ちなみに僕は肉まんもあんま好きじゃなくて、自分で買って食べることはほとんどない。熱すぎるし、すぐ冷えるし、湿気で濡れてるし、パサパサだし。

でも、このおでんと肉まんが合わさった食べ物はとにかくうまい。

肉汁が出るのはいいことだ、みたいな価値観あるけどそれって結局ただの水分じゃんか。おでんで煮込んでしまえば、いわばすべてが肉汁。

皮はお餅だから、でろでろになってしまいそうなのに、上手く形を保っている。すごい。

この食べ物、名を「富士の白雪」と言う。

なんでも富士山にこじつけちゃいいってもんじゃねーぞ、と普段なら思うけど美味しさに免じて許す。

あー、3つくらい買って一気にすすりたいなぁ……。

価格は場所によって違うみたいで108円~140円っぽいです。僕が買った時は120円だった。

 

 

 

 

 

他にも千尋のお父さんが食べてた奴っぽいって言ってる人いた。

 

 

ニート祭り2018やってきました

東京で『ニート祭り2018』とエデンの『山奥ニートBAR』をやり終えて、名古屋の妻の家に着いた途端、風邪をひいた。

それはもう、面白い程の体調の崩しっぷりだった。

妻の家に着いたのが月曜日。次の日の昼間までは、疲れが取れないなーいつものことかと思っていたが、だんだん寒気がしてくる。家中の布団をかきあつめてもまだ寒い。こりゃまいったと思う暇もなくバタンキュー。それから四日経った今、ようやく起き上がる元気が出てきたところ。

自分のキャパシティを超えることやるとすぐこれだ。

やっぱり労働は健康に悪いなー。

f:id:banashi1:20180216140837j:plain

ニート祭り2018はこんな感じのところでやりました。

席はほぼ埋まっていたので、100人近く来たことになります、すごいですね。

ゲストは僕の他に3人。

小屋暮らしのかつやさん

市川で多様な働き方を目指す“We need you!プロジェクト”を行う小林園子さん

ひきこもりが特性を活かして人と会わずに仕事できるIT系株式会社「ウチらめっちゃ細かいんで」の山瀬健治さん

「ウチらめっちゃ細かいんで」はすごいなぁ。確かに、細かいところにこだわりすぎてしまいがちなひきこもりや発達障害持ちはプログラミングに適性ある人が多そうだし、苦手となる会社の付き合いなどもリモートで実際に会わずチャットで済ますことで軽減できる。とはいえ思うほど簡単に進まないだろうなぁとも思うのでどうなっていくか気になる。「めちゃこま」は昨年12月から始まった会社だ。

去年と違ってゲストが4人もいるので、自己紹介だけで時間がなくなっちゃってテーマについてほとんど話せなかったのが心残り。

「ひきこもらず、ニート的感性で生きる!」というテーマ、とても素敵だ。

僕なんかポジション的についついニート万歳となってしまうんだけど、ひきこもりはよくないわけです。ニートはよくて、ひきこもりはダメなのは何が違うのか、というようなことを他の人に聞きたかった。

例年のごとく、トークイベントの前に劇があってその中でNPOニュースタートの若者が思うニート的感性として以下の3つが挙げられていた。

・がつがつしない
・蹴落とさない
・ちょっぴりだけど人の役に立ちたい

うーん。最後のはどうだろう。とってもいいことだけど、じゃあ会社員は人の役に立ちたいと思ってないんだろうか? それは違うんじゃないかなー。

僕が思うニート的感性は「働かないのはいいこと」だという価値観です。

働かないといけないのと、働かなくていいのなら、働かなくていいほうがいいに決まってる。その当たり前のことを、経済学者や資本家や教師やメディアが洗脳してねじ曲げている。「働いたら負け」君が有名なだけで、実際のNEET当事者の多くはできることなら働きたいと願ってるという統計は知ってる。しかし無職でも求職者でもなくあえてニートという言葉を使うなら、やはりアイデンティティーはここにあるんじゃないか。

たとえ現状働かないといけなくても、いつか働かなくて済む日が来ることを祈ろうよ。今まで当たり前だったことが、未来では変わってるかもしれない。僕らが黒人奴隷の話を聞いて「当時の人たちはこれおかしいと思わなかったのか?」と思うのと同じように、未来の人は労働など下賤なものだと思ってるかもしれない。

そして楽をしようとする所から、人は進歩してきた。気合とか根性で乗り越えていたら、今でも木と木をこすり合わせて火を起こしているだろう。

働くことはよくないことだ。だから効率よくやろう。やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。

ただし、適度な労働は人生のスパイスとして認める。丸一日予定なくて昼過ぎまで寝てるより、午前中ちょっと動いたほうが充実するのはよくあることだから。

一方で、ひきこもるのはよくない。ひきこもると死にやすくなるからだ。孤独は寿命を縮めるし、コミュ力の低下は機会を無限に失う。死ぬのはよくない。弱々しくて死にかけたニートなんて全然格好良くない。たくましくて、殺しても死ななそうなニートが良いニートだ。

たくましいニート代表のかつやさんとのツーショットです。

f:id:banashi1:20180216140827j:plain

 

次の日、エデンで山奥ニートバーやったけど疲れすぎて記憶がない。

手が回らなくて、お客さんにドリンク作ってもらったりして、感謝と楽しさがあった。

鶴見済さんが来てくださって、本当にびっくりした。

f:id:banashi1:20180216141213j:plain

 

 

 

 昨年のニート祭り2017の記事です。ゲストはphaさんでした。

banashi1.hatenablog.com

まとめて告知、雑誌テレビラジオイベントBAR

なんか一気に来ました。

 

1月22日(月)発売『日経ビジネス 2018.01.22 No.1925』

2月1日(木)発売『女性セブン 2018年2月15日号』

2月3日(土)  9時00分~11時40分
CBCラジオ北野誠のズバリサタデー』
東海三県のみの放送です。

2月5日(月) 18時30分~19時00分
NHK和歌山『あすのWA!』
和歌山県のみの放送です

2月10日(土) 18時00分~20時15分
『第12回ニート祭り ~ひきこもらず、ニート的感性で生きる!~』
参加費500円、事前予約制 当日OKになりました
都営新宿線「船堀」駅徒歩1分
2018年2月10日、第12回ニート祭り開催! | 認定NPO法人ニュースタート事務局

2月11日(日) 17時00分~22時00分
『イベントバー・エデン 山奥ニートバー』
チャージ500円、ドリンク500円
池袋駅徒歩20分、要町駅徒歩10分
豊島区千早2-18-4(GoogleMap) 

 

 特に山奥ニートバー来てください。
僕が一日バーテンダーとなって、カウンターに立ちます。
前回は「葉梨が働いているところを初めて見た」と非常に好評でした。
今回は妻も来れそうなので、美味しい料理が出せると思います。
お店の中の全員で、ひとつの話題を話せるというのはとても楽しいですよ。
なかなか和歌山に来るのは大変ですので、東京近郊にお住まいの方はこの機会にぜひ。
バーと言ってるけど、お酒飲めない人もぜんぜん大丈夫です。

f:id:banashi1:20171221163403j:plain

f:id:banashi1:20171221163451j:plain

 

 

あと、共生舎のホームページが消滅していたので、新しく作りました。

特定非営利法人 共生舎 ホームページ

3時間くらいで雑に作ったので、おかしな所があったら教えてください。

 

 

虚無Tubeを仲間と見たら超面白かった

nejiko.hatenadiary.com

akasofa.hatenablog.com

 

id:neji-koさんの記事まとめ

子供がYouTubeの“虚無”動画を見すぎている。それらの動画は素人がフリー素材で作ったつまらない動画ばかりだ。子供のためにやめさせるべきだろうか、という記事。

 

id:akasofaさんの記事まとめ

実際にうちの子供はこんな動画を見てます。虚無ですという記事。

 

これらの記事を読んだ時、その子供が見てるという動画を見てみた。

つまらないものばかりでうんざりしてすぐ消した。

興味深い話題なので、他の山奥ニートにこの話を議論したくなった。

「この動画見て、つまらないでしょ。最近の子供はこんなの見てるんだって」

そう言って見せた。

しかし、そいつは笑いながら最後まで動画を見たのだ!

 

嘘だろ、どう考えてもつまらない動画だ、と思って自分ももう一度見てみる。

あれ、面白いぞ?

お酒を少し飲んでいたのもあるかもしれない。

でも一人で見てた時と、山奥ニート仲間と見たときでは全然違う印象になったんだ。

 

youtu.be

例えばこれ。よく見れば合成がとても丁寧だ。ちゃんと作られている。BGMのクラシックがなんだか悲しくって、慌てる建物の表情とのギャップが面白い。解体動画ってなんだか好きだ。最後に風車が立つのがちゃんとオチになってる。

 

youtu.be

お次はこれ。サムネで見る気が失せたけど、動画を再生してみると子供の頃見たNHK教育のCGを思い出す。口を開けたり閉じたりしながら軌道上を決まった動きをするのが面白い。「はっはっは〜」っておっさんの声がいい味出してる。惑星を食べてから、その惑星になるまでの間が絶妙だ。地球を食べたから地球になるのかな?(予想)→本当に地球になった!(結果)というのはいないいないばあと同じ、人間に染み付いた原始的な遊びだ。

 

youtu.be

一番好きのはこれ。見ながらゲラゲラ笑ってしまった。車が走っている→ものにぶつかって壊れる、という流れが予想と結果であるのはさっきと同じ。こちらはさっきより少し高度で、たまにフェイントがある。「ここで車壊れるかな?」と思わせておいて壊れないパターンがある。骸骨にぶつかるところなんか最高。脈絡がなさすぎて笑う。人間、特に子供は死に対して興味を持つようにできてるんだろうな、そのほうが生き残りやすいから。

 

今となっては、これらの動画をなんでつまらないと思うのかがわからない。

言っとくけど、僕らが山奥に住んでるからって大麻でラリってるわけじゃないから!

一人で見ると理性が上回って動画に意味やストーリーを求めてしまうけど、誰かと一緒に酒を飲みながら見たらこれらの動画は超面白い。

わけわからんロゴが回る動画だって、GIFとしてTumblrで回ってきたらLikeつけるかも。

うちの山奥ニートG君が作った動画よりずっと面白い。音量安定してねえし、ノイズ入ってるし、大事なところカットしてるし、本当の虚無動画っていうのはこういうのなんですよ。

youtu.be

 

お父さんお母さん、安心してください。

うちのG君のクソ動画は再生数12回で、上記id:akasofaさんのお子さんが見てた動画は面白くて再生数多いです。

子供でも、ちゃんと面白いものとそうでないものわかってますよ。

一人で見ると大人の理性のせいで色々考えちゃいますが、友達と一緒に見てみると、少しバカになれて子供の頃の感性を取り戻せます。

僕らがやってた昔のテレビゲームって、今見るとしょぼくて一人じゃつまんないですよ。でも、友達とやったら今でも楽しめるんじゃないかな。

子供の好きなものが理解できないなら、一度友達と一緒にそれをやってみてはどうでしょうか。