山奥ニートの日記

ニートを集めて山奥に住んでます。

サークルでカラオケにいってきた…のだけど……

サークル内にカップルがいて、その2人がラブラブなのね。

男のほうは中性的な顔立ちの優男。口数は少ないけど無邪気とかなんかそういうカンジの子らしい。

女のほうは小顔でおしゃれ。自分を可愛く見せる方法を知っている(大げさに騒ぐ。すぐできないと言う)

んでその2人と同じ専攻で仲がいい女の子がもうひとり。

こっちはちょっとぽっちゃりして背が低いけど、とても後輩らしくて可愛い。

その3人含む数人でカラオケにさっき行ってきたわけですよ。

そしたら彼氏が部屋に入った途端にぐったりしてる。

彼女と後輩女の子は当然心配する。

ぼくは放っておけと思うが。

しばらくそんな様子だったけど、ついに彼氏は部屋を出て行く。

なんでもカラオケが嫌いだそーな。

当然のことながら、彼女も彼氏について出て行く。

そのまま帰ってこない。

様子を見に行った後輩女の子によると、ゲームセンターにいったらしい。

ふーん。

他の人に話を聞くと、前にカラオケが嫌いすぎて吐いたとかなんとか。

「そんなに嫌いなら来るなよ!」と言いたくなるけど、ぼくが誘う側なら「絶対楽しいって!」とか言って無理やり誘って、無理やり歌わせていただろう。そう思うと何も言えない。

人前で歌うのがそんなに嫌なのか。

確かにみんな歌は上手かった。

「カラオケぐらいで」と言いたくなるけど、今のぼくにはそんなこと言えない。

始めのうちはぼくも良いところを見せようとして、上手く歌える曲を歌っていたけど、その上手さが彼を追い詰めていたのだとしたら、歌が上手いことなんて何の意味もないと思えてきて、その後はブルーハーツとか叫ぶ系の歌を何曲か歌って、疲れたといって歌うのやめた。

二つ目。

彼氏が部屋を出て行く前の話。

後輩女の子はボカロ厨で「ワールドイズマイン」を歌ったわけです。

力強い声でぼくは上手い可愛いって言った。

ラブラブカップルの彼女も、そのとき『だけ』は彼氏に構うのをやめて後輩女の子を「上手いー!」って手を叩いて褒めてた。ついでに言えばその曲を歌わせたのも彼女。自分は上手く歌えないとか。

んで、彼女の番。

最初だけ「あれ、わかんないw」と笑っていたけど、そのあとは…。

滅茶苦茶上手かった。今までカラオケに一緒にいった女の子の中でもダントツに。

声量といい、ビブラートといい。

んで、歌い終わって「えへへ、無理無理(笑)」

それは後輩女の子の立場がないんじゃ…。

「そんなに上手いのに、人のこと上手いっていうんだー」なんて笑ってたけど、たぶん本気だったと思う。

天然なのかわざとなのかわからないけど、女は怖いと初めて実感した。

もうひとつ言えば、彼女のその歌の上手さが彼氏に対する大きなプレッシャーになったんだろうなー。

その彼女に何度も「大丈夫?」と聞かれると、彼氏に同情が沸かなくもない。

でもやっぱりサークルで来てるのに、ずっとカップルでいちゃいちゃ。

…というか、今日その彼氏の声を一言も聞いていない。

そんな閉じた関係になるのなら、幾ら可愛くてもあんな彼女嫌だなぁ。

ヤンデレなんか閉じた関係そのものだけど、それを良いって言う人はどういう考えなんだろう。

ぼくは今日みたいなよくわからないことがあったときに、こういうことがあったよって言えて、それを「ふーん、ばなしくんはその2人に対して腹がたったの? それは違うよ。そのカップルは自分と関係ないんだし、いい経験したと思おうよ」って言ってくれるだけでいいです。

いるわけないかそんな子。