ニート的生き方マトリクス
この記事が好きなんだけど、2年前に書かれたものなので、ぼくなりに作り直してみた。
Y軸の「お金との密着度」が高いほど、お金を稼ぐことを目的としている。逆に密着度が低ければ、お金で解決するところをDIYや福祉で代用している。
こうやってみると、phaさんとギークハウス、寝太郎さんと小屋暮らしのように、ひとりの人から広まっていく場合、お金との密着度が高くなって個人の資質の要求度が減っていくようだ。ひきこもり名人である勝山実さんの少し上の空間にも、たくさんのひきこもりたちがいるだろう。
もっとも、あんまり上のほうに行くとまた特殊な感じになってくるので、そのうち上のほうから下へ戻る動きも出てくるだろう。起業した意識高い系学生が何年か経った後に下のほうへ降りてくるかも。
「都会+お金との密着度低」はネット上に出てくる人がまだ少ない。『都市型狩猟採取生活』を提案した坂口恭平自身はそういうのから離れちゃったし。ホームレスとか生活保護に近くなってくるから、叩かれやすいのかも。
都会における貧乏人の居場所、というのは興味がある。
この辺の人たちが「都会+お金との密着度低」になるだろうか。
あるいは、坂口恭平の興味が都市型狩猟採取生活からモバイルハウスに移ったように、小屋暮らしの動きがもっと都会に近づいていくのかもしれない。
「山奥ニート」であるぼくは、あんまり稼ぐことを目的にしたくないなー。上のほうには行きたくない。
都会のほうに行ってみたい気持ちはある。
でも、この図には表現できないねじれがあって、右から左へただスライドすると、生活の質は落ちてしまう。
都会のほうが生活コストが多くかかるせいだ。お金がない都会の生活よりも、お金がない田舎の生活のほうが豊かだ。
だからぼくにはこの位置が合ってるんだろうな。