山奥ニートの日記

ニートを集めて山奥に住んでます。

ニートだけど結婚指輪を買った

別に指輪なんて要らないよねー、なんて最初は2人で言ってた。

でもこの前えらいてんちょうに会ったとき、彼が指輪してるのを見て理由を聞いたら「夫婦というのは性的独占権があるということだ。それを示すために指輪はあったほうがいい。悪い虫も寄ってこないし」と言っていた。

なるほどなー余計なトラブルが避けられるのは良い事だと思ったので、指輪を買うことにした。

しかし、指輪って高いんだね。

まずは適当なブライダルショップに行ってみたんだけど「こちら手頃な価格」と言われて出されたのが10万円以上してびっくりした。

流石にボッタクリだろー情報強者の俺は騙されないぜ、と思ってインターネットで安い結婚指輪を探してみるんだけど、GoogleでもYahoo!!でもページのほとんどが広告で埋まって、ろくな検索結果が出てこない。これは参った。インターネットもばっちり資本主義だ。

しかも、普段あれだけお金使わない生活をしていて、金銭感覚がデフレしてる僕だけど、ショップ店員の話聞いてると「一生に一度のことだし、いいかー」なんて思えてくる。

いやいや、それはダメだ!

ゼクシィの陰謀だ。もっと安くていいものがあるはず。それに10万円もするものを身につけてたら、無くすのが怖くて気になっちゃうよ。

そしたら、Twitterで「チタン製の指輪がある」という情報が。

チタン製なら、プラチナやホワイトゴールドより断然安い、金属の希少価値が違うから。しかしチタンがプラチナに勝る部分はたくさんある。金属アレルギーにならないとか、光り具合が抑えめとかあるんだけど、何より頑丈なのが気に入った。

ビッカース硬度では

金:22

純プラチナ:50

チタン合金:150

くらい違う。ビッカース硬度がよくわかんないけど、とにかく硬いらしい。

硬いっていうのは、なんだか結婚指輪として縁起がいいじゃないか。

硬さのあまり、宝飾品職人で作る人はほとんどいないというのも気に入った。実際、注文したのもジュエリーショップではなくて工房だった。気難しそうな宝石職人がピンセットで作る指輪より、大きな機械で削り出された指輪のほうがなんだか僕たちには似合う気がした。

彼女にこの事を話すと、思った通り硬度の話に食いついて、素敵な指輪が見つかった事に喜んでくれた。その後に普通のジュエリーショップに行った時には、指輪を見せてもらうたびに店員さんに強度を聞くので、隣にいて恥ずかしかったくらいだ。

 

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これがつい昨日、届いた指輪。

値段は普通の指輪の5分の1くらいで済んだ。

なにより、広告に従わないで買えた事に満足してる。

僕の指がちぎれて吹き飛んでも、この指輪は残るぜ。

 

 

 

参考

金属の硬度の一覧表と比較