山奥ニートの日記

ニートを集めて山奥に住んでます。

夏間近の山奥ニート

4年前、梅の選別をしながらワールドカップの話をしていたなぁ。

原付持ってると、こういう梅の仕事ができます。

この季節だけだけど、結構時給は良いです。1300円の所もあった。

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山奥は雨が多いです。湿気も多い。

手足がふやけそう。

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去年秋に漬けた、サルナシ酒。

味はあまりしない。匂いはキウイ。

安いアルコールに、こうやって雑に貰い物の果物を漬けることで、高級酒にできる。

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はるはら(@haruharahrhr)さんにベースをやってもらって、一瞬だけバンドっぽい感じになりました。

はるはらさんが千葉の小屋に帰ったので、バンドは解散しました。そのうち戻って来て再結成してくれると思います。

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ゲストハウスikkyuの森くんとこの居候が遊びに来ました。

一緒にドラゴンボール見ました。

こんなふうに、他所からの使者が来るといい。

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総合格闘家ジャイアン貴裕さん(@GianTakahiro)が遊びに来ました。

この前、水曜日のダウンタウンで「合計170kg相撲」に出てた人です。

去年、和歌山の古座川に移住したそう。

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思いつきでバーベキューできるのが山奥のよいところ。

移動する必要も、予定を擦り合わせる必要もない。

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暑かったので、今年初の川遊び。

遊びと言っても、冷たい水にゆっくり浸かるだけです。

川遊びなのにウェーイと言わないノリが好き。

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僕は同窓会に行くために6月中は名古屋にいます。

7月中には帰ってると思います。

山奥の夏はいいですよ。

村作ってますよ

ken-horimoto.com

堀元見さんお疲れ様でした。

経営者って大変なんだろうなぁ。

「山奥ニート」はビジネスでもイベントでもなく、ただの生活です。

ビジネスだったら辛い事もあるんだろうな。

「あの村」とは全然違うやり方ですが、僕らも村つくってますよ。

もともと人口8人の村に、4年で10代~30代の若者が15人増えました。

最近じゃ、女性も加わりました。

その女性を合わせて、今年すでに3人新しい人が来てます。

もう建物はいっぱいだから、これからは近くの空き家借りて住む人が出てきたらいいと思います。このブログを読んだ人が4月から1人、空き家借りて住み始めました。

ニートが集まって村ができたら面白い」なんてよく言ってますが、最近はなかなか村っぽくなった気がします。

外で偶然、別の事をやってる共生舎住人に会うと、村みたいだなぁと思います。

ビジネスじゃないからお金は集まらないけど、とりあえず今のところ飢えて死ぬことはない気がします。

畑のほとんどの部分使ってないし、川では魚が釣れるし、鹿はそこら中にいるし、裏の山ではグミが実ってるけど猿しか取らない。

一世代前は、都会に出て失敗したら田舎の実家に帰ってたみたいです。でも僕らの世代の実家って、町にあるマンションや住宅地じゃないですか。おばあちゃんちは田舎だけど、疎遠だったりもう亡くなってたりする。そこへ逃げれば、とりあえず飢えて死ぬことがないって場所を持つ人が少なくなった。失敗した時、どこへ逃げればいいんでしょう。

山奥ニートがいる共生舎が、心の実家になったらいいなぁと思います。

「あの村」のこの記事を読んで、村つくるの楽しそうだと思った人は、僕らのところへ遊びにどうぞ。

ビジネスじゃないし住んでる人も人見知りが多いから、そんなに親切に案内しないかもしれないけど、一緒にボードゲームしたり畑耕したりしましょう。

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山奥ニートのAmazonほしいものリスト

 

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夢の話なんで読まなくていいです

夢:AmazonPrimeで『ビーバップハイスクール』を観た後、ちょっと調べたら大阪にある廃校を使ってその世界観を再現してる場所があるらしいと知った。近いし行ってみたら、正門からではなく変なところから入ってしまって、よくわからないまま校舎を歩いていると、なるほど確かに不良高校生っぽいコスプレをした40歳くらいの大人たちがそれぞれの教室で好きなことをしていた。僕はコスプレなんてしてないので、場違いなんじゃないかと不安になる。もしかしたら正門から入ったら入り口の所にコスプレしてない人は世界観を壊すから立ち入り禁止、なんて書いてあるかも。どうしよう。とりあえず本来の入り口を目指して歩いてみると、廊下に大きな紙が貼ってあり、手書きでここのルールが書いてあった。この場所は『ビーバップハイスクール』ファンによって自主運営されているらしい。同時に、家具メーカーの見本市も兼ねていて、そのおかげで家具が充実しているそうだ。確かに今まで行きしなに覗いた教室には立派な家具が置いてあった。利用料は、法人向けが一年で30万、個人向けは一年で10万円、一日券はいくらか忘れた。一年で10万円って安いなー、それでここで生活できるわけじゃん。共生舎といい勝負だな、と少しライバル心を燃やす。というところで、目が覚めた。はっきり覚えていたので、寝ぼけながら隣にいる妻にこんな夢を見たと話す。

という夢を見た。起きた後、隣にいる妻に僕が夢の話をしたかどうか聞く。やっぱり話してないらしい。そういえば話している時に、喉が震える感覚がなかった。目が覚めたと思ったのが夢だったのか。

寝る前にAmazonPrimeに見たい映画ないかなーと探していて、そこで『ビーバップハイスクール』のタイトルを目にしたんだろう。ちなみに観たことはない。学校に家具が置いてあるのは、昨日キンブル(名古屋の激安リサイクルショップ)の話をしたからだろうか。ファンが自主運営は『四畳半神話大系』の話を昨日して、京大の学生寮を思い出したんだろう。共生舎より安い、というのは流がブログでギークハウス真庭に住むって記事を読んだからだろうなー。正門から入らないせいで不安になる、というのは僕の根源的な恐怖だ。少しふざけたせいで、とんでもない事になってしまうんじゃないかという不安。しかし、「夢から覚めるという夢」は現実と夢の境界がわからなくなるから、あまりやらないでほしい。

 

『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』感想

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僕はたぶん発達障害じゃない。

財布や鍵を無くした事は一度もないし、2つの事の妥協点を見つけるのは好きだ。

だけど、見ての通り机はぐちゃぐちゃ。

部屋の隅にはゴミ山ができている。使わないものはすべてそこに放り込む。

ニートだからそれで困ることはあんまりない。

けど、よくないとは分かってる。

 

作者の借金玉氏はブロガー、アルファツイッタラーだ。フォロワー数は3万人近い。

怒涛の連続ツイートと、新しい言葉を作るセンスと、ツイート上の喧嘩で有名だ。

「ポリコレ棒」という言葉は彼が作ったそうで、僕もよく使う。(ポリコレ棒=誰かを叩くために使われる人権的な正しさのこと)

喧嘩のほうは、この本の発売日前日にもバトっていたのが記憶に新しい。発売まで我慢してたのが、ようやく解禁。かなりの荒れようで、争い事に不慣れな僕は少し覗いただけで縮こまってしまった。

 

そんな借金玉氏が書いたこの本は、ツイート上の刺々しさが取れて読みやすい。

 

鬱の時期にハム将棋を17時間やっていたという話は、僕にもまるっきり同じ経験があるから驚いた。

僕が大学に行かなくなった頃のことだ。本当に朝から晩までハム将棋をやっていた。効果音がやたらと大きくて、サイトを開いたら真っ先にミュートする。将棋とは名ばかりで、こちらが決まった手順で駒を動かすと、相手も決まった手順で対応する。考える必要がほとんどない。頭を使う遊びはできなかった。なぜハム将棋なのかと言えば、他のゲームが上手くなるより将棋が上手くなったほうが、これからの人生で役に立つと思ったからだ。決まった手順で進めるだけだから、それで将棋が上手くなるわけがない。それでもほんの0.00001だけでも役に立つことをしてる気がして救われた。そうやって1年くらいひきこもっていたら、いつの前にか鬱は治っていた。

ハム将棋に時間を費やすような無駄な時間って、鬱から治る段階として必要なんじゃないかな、と僕は思う。

でもそうする余裕がないことのほうが多いだろう。

僕だってハム将棋やめられなかった結果、大学辞めている。

借金玉氏の本にはその回避方法が書いてある。ハム将棋に夢中にならず、やるべきことをやるための方法が。

 

そういえばこの前、発達障害ギークハウスのEQさんに英語圏のインターネットミームADHDのことをリスと揶揄するって話を聞いた。

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「私は気が散りやすいわけじゃないんだよ、私はただ… ちょっと!見て!リス!」

せわしなく動くリスと、ADHDを重ねて言っている部分もある。それに、秋に埋めたドングリを、どこに埋めたかわからなくなってしまう点も。

対して、借金玉氏は本の中で「無駄に終わっても、『ドングリ』を埋めておこう」と呼びかけている。

子供の頃、リスが冬に備えてドングリを土に埋めて多くの場合そのまま忘れてしまうという話を聞いたとき、僕は「間抜けな話だなぁ」と思いました。しかし、現在の僕は「リスはメチャクチャ賢い」と思っています。(p.175)

この部分は借金玉氏の考え方が一番よく出ている所だと思う。

発達障害の症状はなくせない。それを前提とした上でどうするか。

リスはリスのまま行こう。でもリスにはリスの知恵がある。

 

「僕はもう順位は気にしません、自分のレースを自分のスピードで走ります。(そで)」と借金玉氏は言う。

にもかかわらず、文中では「勝ちたかったら全力を出すしかないわけですよ。(p.151)」と書いている。

順位は気にしない。でも勝つ必要はある。

一体借金玉氏は何と戦ってるのか。

周りにいる同期や上司や定形発達じゃない事は確かだ。

 

借金玉氏はphaさんに影響を受けたと公言している。僕だってphaさんに憧れた部分は大きい。

生意気なことを言うのを今回だけ許してほしい。

借金玉氏と僕はphaチルドレンの光と影な気がする。

どっちが光でどっちが影かはわからない。

借金玉氏のツイートを光属性とは呼びづらいけど、社会的な立場で言えば会社員とニートでどう考えても僕のほうが日陰者だ。

借金玉氏は様々な工夫をしてこの日本社会でやっていこうとしている。一方で僕は日本社会が嫌なら新しい社会を作ってしまえと思っている。

向いているベクトルは正反対だ。

実際にお会いした事はないけど、きっと性格も全然違うんだろう。

 

だけど僕は彼の強さに憧れる。

リスはリスのまま生きていくしかない。

ナマケモノナマケモノのまま生きていくしかない。

でも弱いままでいいわけないよね。

やっていきましょう。

したいことリスト

・ギターやる

・ハーモニカもらったから練習

・バンドを組む。「山奥ニートのテーマ」とかつくろう

・ギターはFが難しすぎるからウクレレもやってみたい

・近くに越してきた人の家に何日か住み込んでマッサージ教えてもらう

・鈴木真央さんとミニコミ誌をつくる

・レンタルニート仲陽介となんかやる

MTG動画つくる

・山奥ニートのドキュメンタリーつくる

・山奥ニートの演説をつくる(坂口恭平みたいな)

・川の音を撮る

・川の映像を撮って、GIFにする

・ブログ書く(1.折り紙の話、2.武蔵小金井の話、3.蟻の話)

・本を書け本を

・ラジオやる。「葉梨はじめのオールニートニッポン

・四国の寺に行く

・ギルドハウス十日町で修行する

・ファイナルカレーつくる

・ラー油つくる

・イベントバーエデン名古屋で山奥ニートバーやる

・名古屋は地元なので、貸し切って身内でもエデン名古屋つかいたい

・カメラのレンズ壊れたままなのでレンズ買う

タブレット壊れたままなのでタブレット買う

ゴールデンウィーク気分が抜けない

ゴールデンウィークの間は、例年通りお客さんがたくさん来て賑やかだった。今年は一番多い時は20人くらいいたようだ。共生舎から一歩外に出るとただの山奥の過疎地域なのに。

ニートに連休なんて関係ないと思われるかもしれないけど、山奥ニートの場合は違う。

お客さんがお土産にお菓子やお酒を持ってきてくれて、連日お祭りのようになる。だからほとんど毎日が休みである山奥ニートにとってもGWやお盆、正月は非日常だ。

ただ、会社員の場合は連休が終われば半ば強制的に日常に戻るけど、ニートの場合は何にも強制されることがない。

だから連休気分がいつまで経っても抜けなくて、お客さんが残してくれたお酒を昼間から飲んでだるくなっている。

おまけに一日中強い雨が降っていて、どうにも気分が上がらない。

僕は離れに住んでいるから、尿意を催すたびに雨水が溜まって川のようになった母屋への道を、じゃぶじゃぶと渡っていかなくちゃいけない。せっかくお風呂に入っても、自分の部屋に行くまでに台無しにされてしまうからたまらない。

そういうわけで、ここ数日は何をするでもなく母屋のリビングにいる事が多い。本を読んだりボードゲームをする程の元気もなく、どうしようもない。

そういえば、いつのまにか長期滞在者が2人増えていた。

ちょうどいいくらいの流動性だ。そのくらいがいい。

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イベントバーエデン名古屋へ行きました

イベントバーエデン名古屋へ行きました。

2日間ひたすら飲んで食べて寝るという狂気の世界でした。

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イベントバーエデン名古屋について説明します。

このお店は、東京にある本店のフランチャイズです。

名古屋駅から3駅くらいの、烏森という駅から徒歩1分、走れば30秒の高立地です。ちなみに烏森で「カスモリ」と読みます。僕らが住んでるゴミ地区といい、何かが引き寄せるのでしょうか。

ここでは日替わりでいろんな人が一日バーテンをやります。名古屋周辺に住んでる変な人はやってみたらいいと思います。僕もそのうちやるかもしれません。この前の東京エデンが大変すぎたのでやらないかもしれません。

オープンは今年4月1日。

3月に話が持ち上がって、4月にオープンするというスピード感です。

一階部分が店舗、二階三階がADHDギークハウスになっています。住人が下の店舗で働けば経済が回る仕組みになっています。住居と店舗が一体になっている形態はシャッター商店街で問題になったりしますが、それでもなくならないくらい強いシステムです。

家賃払えない人が現れるという、シェアハウスにつきまとう問題をひとつ潰せているのはいいなぁ。

また、コンビニが目の前にあるので買い出しが容易というのが強い。

コンビニで仕入れると割高に思えますが、倉庫を借りていると思えば安いもの。

最低限だけ仕入れて足りなくなったらコンビニで調達すれば、在庫をかかえて困ることはないし、いつでも商品が最高の状態に保たれていることになります。

街を家の一部として見る、というのはphaさんが著書に書いていましたが、それは店にも応用できるわけですね。

そういったメソッドは本家エデンのえらいてんちょう(eraitencho)によって作られたものですが、そこに名古屋エデンのないしま(@naishima)さんの細やかさが加わることで、名古屋エデンは一回り強くなっているように見えます。

僕は名古屋産まれ、名古屋育ちです。

名古屋は三大都市圏として東京、大阪に次ぐと言われますが、僕が名古屋を都会だと思ったことは一度もありません。

「名古屋は偉大なる地方都市である」というのは非常に上手く名古屋を言い表しています。

名古屋は人は多いし仕事もたくさんありますが、サブカルチャーに関しては福岡や金沢など他の都市にはっきりと劣ると感じます。

そんな名古屋に「変な人たちが集まる場所」ができたことは、十分に革命的な出来事です。

イベントバーエデンが面白いのは、店員と客の境目があいまいなところです。

日替わりでバーテンが変わるので、ある日は店員だけど、別の日は客というのが当たり前になります。店員より店に詳しい客がいるのはエデンでは普通のことです。

名古屋エデンで飲み疲れたら、上の階でごろ寝させてもらえるかもしれません。店舗と住居の境目があいまいになっていきます。

店に来て「ちょっとコンビニ行ってくる。何か買ってくるものある?」と言って一時退店する人がいます。どこまでが名古屋エデンなんだか境界があいまいです。

そうした境のあいまいさが、関東なのか関西なのかあいまいな名古屋に偶然にもよく合っているように思えます。

名古屋人に「名古屋って関東なの? 関西なの?」と聞くと、必ず少し不機嫌そうに「どっちでもない。名古屋は名古屋だ」と答えるでしょう。

同じようにイベントバーエデンがなんなのかは「エデンはエデンだ」と答えるのが一番正しい気がします。

こんなあいまいな場所がもっと増えていったらいいのにな。

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 写真提供:ジャネイロ氏 (@Mandorio0510) | Twitter

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