噺の部活
まあ、一応、僕は高校生です。
だからよくこう聞かれます。
「何部?」
この質問が悪いってわけじゃない。
だけどこれがめんどくさい。
僕は文芸部に入ってる。
そう言うと絶対「いつも何やってるの?」って聞いてくる。
何もやっていないっちゃあやってない。
でもそう答えると馬鹿にされかねないので
「部誌の発行(年五回)」
「その部誌の批評会(という名のあら捜し)」
「ディベートっぽいこと(過去一回やった)」とか適当に答える。
そうすると向こうも、まあ、納得してくれる。
なんてこんなこと言ってるけど、そんなに弱小ってわけでもなく、学校に「文芸/ダンス部 全国大会出場」と大きな垂れ幕がかかっています。
ダンス部と兼用。
もう二度と使いまわす必要はないと考えれてるのかも。
なにより男女そろっているところが凄いんじゃないかと思う。
今の男女比は、男1:女9、っていうかその男一人は僕なんだけど。
他の部活にも他の学校の文芸部でも、普通こんなに偏ってたら幽霊部員になる。
何が言いたいかってっと、僕ってえらいでしょ?って話。
しかも、その一人しかいない男が「部長」
部長の権限はまったくない!
文芸部部長は文化部の中じゃ、頼りないことではかなり知名度高い。
しず先輩に紹介されるときも「コレが部長の噺くんです。」っていわれてるし。
まあ、これから文化祭に向けて、頑張ります…。